こんにちは。藤木しんやです。
7月3日以降に熊本県を中心に九州や中部地方など全国各地で発生した豪雨。
今回の集中豪雨により亡くなられた方に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
私は7月5日に熊本県南部の人吉・球磨・芦北地域へ入り、被害状況の確認を行いました。
3日前の7月2日にJAくま・JAあしきた管内を訪問したばかりでしたが、災害現場を見て胸が締め付けられる思いでありました。
球磨川はじめ、ほぼ全ての河川が氾濫したことにより多くの土砂や流木が市街地や農地を飲み込み、普段の暮らしを一瞬で変えてしまいました。
今回の豪雨による農林水産業への被害も深刻であります。
牛舎、鶏舎が冠水したことによる牛や鶏の水死。
野菜・花卉・葉たばこ・果樹などの冠水による廃棄処分。
土砂崩れなどによる林道の崩壊。
河川から海岸に流れ込んだ流木やごみによる養殖いけすや漁船の破損。
7月13日現在の農林水産被害額は約160億円に上っています。
全ての被害調査は済んでいませんが、今後も続く予報である大雨により被害は膨らむ可能性もあります。
農林漁業者の皆さまの早期再建に向け、農水省緊急自然災害対策本部にて現場の実態と復旧に向けた対策を伝えてまいりました。
引き続き被災地の復旧・復興に向け全力で取り組んでまいります。
今後も大雨が続くことが予想されます。
いつ、どこで大きな災害が発生してもおかしくありません。
皆さまも人命を第一に十分注意されてください。