こんにちは。藤木しんやです。
6月を迎え、国会の会期末まで2週間を切りました。
国会内も7月の参議院選挙を控え、どこか張り詰めた緊張感が広がっています。
5月30日の参議院予算委員会(総括的審議)にて質疑に立ちました。
今回は「食料安全保障」1本に絞り、農産物の価格低迷や生産資材高騰による農家数の減少、地域農業の衰退で生産基盤が弱体化し、食料安全保障の危機的な状況が起きていること。「安ければ良い」という新自由主義に偏重し過ぎた風潮を改善し、食料安全保障の確立で重要となる国民理解を実現するよう訴えました。
毎日食卓に届く食べ物は、先人たちの努力、生産者の苦労があるからこそ。いつでも食べ物が手に入ることが当然の時代に、消費者の食に対する感謝の意識、有り難みの気持ちが薄らいでいるのではないかと危惧しています。
『いただきます!』『ごちそうさま!』食べ物をいただける事への感謝の気持ちを改めて考えなくてはいけません。
自民党の提言では、肥料の価格影響緩和対策の仕組みの創設を盛り込んでいます。金子農水大臣には、秋肥以降の肥料の価格動向が農業経営に与える影響について十分注視しつつ、農家の皆さんが安心して再生産に取り組めるよう強くお願いしました。
質問の最後には岸田総理大臣に対し、新しい資本主義と食料安全保障を大きな柱として、すべての国民が豊かな生活ができる社会の実現を強く申し上げました。
「現場に寄り添った農政」を推進し、子どもたちの豊かな未来のためにも食料安全保障の強化の実現に向け徹底的に取り組んでまいります。