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◆□◆参議院議員 藤木しんやメールマガジン No.054◆□◆
2017年7月24日発行
「農協の進むべき道を切り拓く」
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【またも九州地方に自然災害が】
台風3号から始まった梅雨前線豪雨が九州北部地方に猛威をふる
いました。
台風・豪雨災害により被災された方々に心よりお悔みとお見舞い
申し上げます。尊い生命が犠牲になったことが残念で言葉がでませ
ん。
福岡県朝倉市では、災害発生の数日後に現地に入らせていただき
ました。
過去何度も訪れた朝倉市の面影はなく、私の知る景色はそこにあ
りませんでした。見渡す限りが土砂と流木で埋め尽くされている光
景は、言葉にはできないものがありました。農業被害のみならず交
通網も寸断されインフラ被害も相当出ているということがよく分か
りました。
熊本県でも、台風3号による農業被害が拡大しています。台風に
よる豪雨・強風は30分から1時間程度だったという声もありました。
しかしながら、その限られた時間に被害が集中してしまいました。
農作物被害は1億7千万円、農業関連施設では14億6千万円ほどの被
害に上るのではと推計されます。特に台風の強風による被害が大き
く、多くのビニールハウスが被害を受けていました。ビニールが剥
がれ、骨組みも大きく歪み、果樹の実もほぼすべてと言っていいほ
ど落ちてしまっていました。
いずれもまだ被害の全貌がわからない状況で被災された皆様は本
当に不安な時間を過ごされていると思います。
今できることは何か、時間が経過するにつれてどんな支援が必要
になるかと常に考える必要があります。こうした中、農協は地域の
ライフラインとしての役割が期待されます。私も被災経験者として
被災地に寄り添い、被災者のために頑張ります。
こうしている間にも東北地方で豪雨被害が発生しています。全国
どこでもいつ自然災害が発生するかわかりません。気象情報には最
新の注意をお願いします。
【この一年間を振り返ってみて】
早いもので、昨年の参議院議員選挙、初当選から一年が経過しま
した。この一年間、国政の場でさまざまな経験をさせてもらいまし
た。特に私の場合は、地方議員の経験もなかったということで、議
会運営がよく理解できていないなかで今日に至っております。毎日
毎日が勉強というのはまさにこのことなんだという日々を過ごして
きました。
私が、東京・永田町で活動するなかで、青年部活動を経験した当
時から変わったなぁというのは、やはり規制改革推進会議。この存
在があることこそが大きな変化だと感じています。官邸を後ろ盾に
したチカラの強さというものには本当に「呆れる」という表現が正
しいのではないかなと思うほど、次から次へと的外れな話ばかりを
されてこられました。
従来の自民党が政策を決定してきたプロセスが現在では全く違う
ものになってしまっています。自民党の農林部会は何をやっている
んだと至る所でご叱咤をいただいています。毎日が規制改革推進会
議との闘いだと思っていただければと思います。自民党の中の議論
とも政府の考える方向性や考え方が違うというところを率直に感じ
ています。
今回、8本の法案が国会で承認されたわけですが、これらが本当
に農家の所得向上につながるかどうかという点については疑問が残
ります。ただ、農林水産委員会の中でどれだけ疑問や不安の声を挙
げてもなかなか議論や方向性を変えることができませんでした。本
当に歯がゆい思いがしています。
特に、農業競争力強化法です。農業者の努力義務ということで、
我々のことを見下したかのような表現がありました。自民党の農林
部会でもこの表現を削除すべきだという声が多く上がりましたが、
最終的にこの条文が残ってしまったという点については、本当に私
たちの力不足を感じました。
ただ、生産資材価格の引下げ等々については、JAグループとして
も当然に取り組んでいくべき問題でもありますが、現在の論調は、
系統を利用する農家は「努力をしていない農家」で、農協から離れ
て販売し、経営を自分で工夫されている農家が「努力をしている農
家」なんだという決めつけをされているのが実情です。
私は、昨年7月まで自信をもって我が家を経営してきた一人とし
て系統組織の中で育ってきた農家の姿をみていただきたいと考えて
います。農協の資材を使って経営をしてきたんだということを見て
いただきたい。それでも、我が家を「努力していない農家」と言う
のかどうか確かめてみたいと思います。
こんなところを切り取ってみても、なかなか農家の気持ちが十分
に伝わりきれていないなと思うわけです。当然私の力不足もあると
承知しております。
収入保険制度の議論もありました。私は9割補填というところを
農家の生命線としてもうひと押しの支援をするぐらいの議論が必要
だったのかなと考えています。
マルキンの話もそうですが、もうひと押しの支援が農家にとって
本当に必要な部分なのではないかなと考えています。農家の切実な
声を救っていけるような制度設計になるようフォローしていきたい
と考えています。
米の政策に関しては、私も単協の組合長を務めながら日々考えて
きました。私の地元では9月末に県域での概算金が発表されます。
わが農協の米価はその後に概算金の金額を決定していきますが、感
じたのは米の集荷率が農協の経済事業に大きな影響を与えるという
ことです。私は、組合長在任期間中の2年間しか米の概算金の決定
に携わっていませんが、1年目の時は、担当ラインから3回稟議書を
もってこられましたが、すべて判を押さずに返しました。起案され
た金額水準で本当に集荷目標を達成できるのか確信がもてなかった
からです。目標は絵に描いたもちで終わってしまってはいけない。
2年目は、私が決めた金額に対して、理事会で「数百円上乗せし
よう」という意見がありました。高く設定する分にはいいですよと
いうことを申し上げました。ただ、高くした場合、農協がきちんと
売り切る努力ができるのかと同時に結果も問われます。万が一、販
売しきれない場合には、役員でしっかり責任を取りましょうという
ことで概算金の増額を決定しました。
あくまでも私の体験であり、カントリーを中心とする地域や個々
の農家を中心とするところと様々あろうかと思います。しっかりと
目標を達成できる金額を毎年見極めていくことで、翌年、翌々年へ
の集荷に結びついてくるという実感が得られました。
農協改革の議論の中で、単協でもできることがまだまだたくさん
あるという実感があります。農協改革は全国連・連合会だけの問題
ではありません。単協の力の結集によってそれらが存在できるんだ
という原点に立って共にこの難局に立ち向かいましょう。
これまでは、全中や全農を中心とした連合会の議論が中心であり
ましたが、これからは単協に影響が出てくるような議論が予想され
ます。
農協改革の実践集中期間が平成31年5月と言われていますが、私
たちは不断の努力を続ける必要があります。
私は農家にとって単協は絶対に必要な組織だと確信しています。
単位農協の思いを系統組織全体で共有することが連合会を含めた農
協改革には必要なプロセスだと思います。各地域での農協の進むべ
き道を共に切り拓いてきましょう。
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