JA静岡女性組織協議会役員に現場目線の政策を訴える藤木議員(9日、静岡市駿河区で)
【静岡】JA静岡女性組織協議会は9日、静岡市駿河区の県農業会館で、2022年の次期参院選に出馬表明している、藤木眞也参院議員と意見交換会を開いた。ウェブ参加も含め、14人の同協議会役員が参加した。
同議員は16年の当選以来、農家所得確保の政策を実現するため取り組んだ活動を説明。参加者は「現場の声を国政に届けてほしい」と訴えた。
藤木議員は、農業後継者が農業で生計を立てていけること、市街化区域や中山間地などの条件不利地域の農業継続に力を入れてきたとし「災害やコロナなどによる収支悪化に対応できるセーフティーネットなど、政策が十分でない」と指摘した。
自身が畜産と水稲の農家である立場から「現場感のある政策を作っていきたい」「農家の使い勝手が良い政策を心掛けたい」とした。
意見交換では、参加者からコロナ禍での農業経営者に対する政策を求める意見や、女性部活動にアドバイスを求める質問などが出た。藤木議員は「輸出も含め、再生産可能な価格を維持するための対策を講じていく」「マスクと手の消毒を徹底して活動してほしい」などと話した。
【2020年12月10日付日本農業新聞掲載】