筑前あさくら農政連とJA筑前あさくらは9日、九州地方を6、7日に襲った豪雨で被害があった農産物の次期作支援や、総合的な災害対策の強化に対する緊急要請を行った。同農政連の草場重正委員長、JAの深町琴一組合長らが藤木眞也農水政務官と、「博多万能ねぎ」の被災ハウスなどを視察。「近年の豪雨被害に関する緊急要請」の文書を手渡した。
2017年の九州北部豪雨以来、JA管内は3年連続で農地、農業用地が被災している。今年は筑後川流域を中心に広範囲で被害を受けた。
要請では、早急な次期作支援や、これまで崩壊した農地・農道、用水路などの早期復旧を訴えた。近年の異常気象を踏まえ、同じ場所で起きる災害に対する総合的な対策強化も要請した。
【2020年7月11日付日本農業新聞掲載】