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◆□◆参議院議員 藤木しんやメールマガジン No.057◆□◆
2017年10月30日発行
「地域の未来づくりに全力」
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【総選挙から1週間】
衆議院選挙が終わって1週間が経ちました。また、今回の総選挙
は過去に例がないというほど各陣営とも準備期間が短いものであっ
たと言われています。選挙ポスターも仕上がったのはぎりぎり。ま
た、自治体の首長選挙や議会議員選挙なども重なり投票箱の確保す
ら困難という地域もあったと聞いています。
みなさまの地域では、各候補が街宣車などで地域を走り、大変慌
ただしい日々だったのではないかと思います。私も選挙期間中は、
多くの地域を駈け回りました。日頃からお世話になっている農林関
係の候補者や、私の所属する宏池会(岸田派)の候補者への応援が
中心となりました。日程の都合上、直接応援に駆けつけることがで
きなかった地域でも、現地の知人などを通じて戦況を伺ったり、支
援協力などを呼びかけました。他の参議院の先生方も同様に地元の
選挙区などで支援にまわっていましたし、参議院の先生同士で各選
挙区の情勢交換なども頻繁に行っていました。
とりわけ、私が応援で伺った「激戦」とされる選挙区で共通して
聞かれたのは「他の候補者が相手ではなく、安倍総理が相手だ」と
いうことです。どこを歩いても農繁期のまっただ中、なぜ今解散な
のか、なぜこの時期なのかという声に加えて、やはりこの間の政権
運営に対して批判的な考えを持っていらっしゃる方、反感を持って
いらっしゃる方が相当いるということです。
選挙結果とは別に、自民党はこれまでの政権運営について反省を
しなければなりません。採決を強行するような場面、森友・加計問
題では真相解明に十分な時間と説明が尽くされたのか。国民は決し
て忘れてはいないのです。農政の決め方も同様です。しっかりと反
省し、今後の政権運営の糧としていかなければなりません。
【JA全国青年大会に向けて予選始まる】
JA全青協の主催によりJA全国青年大会が来年2月に開催され
ることを受けて、各県での予選大会が始まっています。私も選挙後
にいくつかの県の大会にお邪魔しました。
JA全国青年大会は、今年度64回目の開催が予定されています。
「JA青年の主張」や「青年組織活動実績発表」などを主に全国ナ
ンバーワンを決める大会です。青年活動の醍醐味は、仲間との切磋
琢磨これに尽きると思います。自分の経営だけではわからない気づ
き、そして絆を培うことができるのです。
私が、全青協会長だった時代「JA青年仲間づくり運動」を提起
し展開しました。盟友の悩みにみんなで立ち向かうことで結集しよ
うと考えたのです。この時、すべての盟友がJAの正組合員となり、
青年部代表のJA理事を増やして「1JA1青年理事」を達成すると
ともに、JA総代の中に占める盟友の割合を10%に高めるなどJA
運営への参画を進めようじゃないかと訴えました。ただ、個人的に
残念ではありますが、理事に現役青年部枠を定めるJAは全体の12
%ほどと聞いています。
しかしながら、現在では、若手農業者が思い描く農業や地域社会
の実現に向けて、青年組織ではなくJAや連合会も一体となったJ
A自己改革が着実に進んでいます。
3年に1度開催されるJA全国大会が来年度に控えています。前回
の第27回大会ではJA自己改革の着実な実践が提起されました。地
域に根ざしたJA、自分たちのJAは自分たちでつくるという気概
と情熱をもって私もJAグループの未来づくりに全力をあげます。
【農政の党内議論が始まる】
今回選挙の自民党公約では、「夢と希望を持てる農政新時代を切
り拓きます」という言葉から始まり、総合的なTPP関連政策大綱の
見直し(マルキン等の早期拡充)、輸出促進関連対策をはじめ、生
産基盤強化に繋がる畜産クラスター事業や産地パワーアップ事業の
推進が明記されました。
都市農業の振興や中山間地農業を元気にする、農業の価値を認め
る多様な取り組みについても支援することや、重要論点である来年
産以降の米の生産調整について、需給調整機能を担保するため全国
的な推進機関の設置支援が明記されたところです。
公約の実現・実行に向けた議論を急がねばなりません。こうした
なか、今週から党の農林関係部会が始動します。
規制改革推進会議の動向も注視していく必要があります。卸売市
場法の関係では、抜本的な見直しと称して的外れなボールが投げ込
まれる可能性があります。
こうした状況の中、特別国会の召集と合わせ本格的な議論が始ま
ることとなります。私もそうですが、各国会議員が選挙期間中に目
にした、耳にした現実や声を忘れず、しっかりと国政に届けていか
ねばなりません。頑張ります。
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