岸田首相(右)に高崎生パスタを贈呈した堀米組合長(22日、首相官邸で=JA提供)
群馬県JAたかさきの堀米登組合長らは22日、東京都千代田区の首相官邸を訪ね、岸田文雄首相に日本農業新聞の一村逸品大賞を受賞した「高崎生パスタ」を贈った。国産小麦を使ったパスタをPRし、「国消国産」の推進に理解を求めた。
堀米組合長は、うどん用として育成した同市産小麦「きぬの波」を100%使っていることなどを説明し、パスタを手渡した。パスタはJAと共同で開発した市内の吉田製麺が製造を手がける。
岸田首相は「地域の特長を生かして農業を支えてもらうことが、農業の発展や食料安全保障を支えることにつながる」と語り、取り組みに期待を寄せた。
贈呈後、堀米組合長らは「生産者の励みになる。高崎発で地域の小麦を使った生パスタ文化を広げたい。市内の学校給食での提供も拡大できれば」と話した。この日はJA群馬中央会の田村新衛専務やJAたかさき女性会の中澤幸子会長らも参加。藤木眞也参院議員が同席した。
【2023年06月23日付日本農業新聞掲載】