農政の現状を話す藤木政務官(新潟県聖籠町で)
【北越後】JA北越後は合同農家組合長会議を聖籠町で開き、205人が集まった。農水大臣政務官の藤木眞也参院議員が「直近の農政について」と題して講演。食料安全保障強化の取り組みや、需給調整の重要性、肥料・飼料の高騰対策など各種支援対策について、資料を基に詳しく説明した。
藤木政務官は米どころ新潟の現状に合わせ、麦、大豆への作付け転換など農家所得の増大が見込める事例を紹介。「持続可能な農業経営のため、食料安全保障の強化へ向けてさらに見直しをしていく」と力強く話した。
JAの齋藤松郎会長は「昨年の雪害、今年の豪雨と、いち早く支援対策に尽力いただいた。唯一の専業農家出身の国会議員として、現場最優先で行動されていることが頼もしい」と感謝を述べた。
JA営農販売部の高橋光男部長は2022年産米の集荷実績、肥料の情勢を説明。齋藤松郎会長と佐藤正喜理事長は、下越北地区のJA合併研究会の経過と協議会への移行について報告した。
【2022年12月29日付日本農業新聞掲載】