
【福岡】福岡県農政連は13日、東京都千代田区で藤木眞也農水政務官へ食料安全保障の予算確保に対する重点要請を行った。生産資材高騰、生産基盤の脆弱(ぜいじゃく)化に加え食料や資源の多くを海外に依存した現状を踏まえ、現場からの声を直接訴えた。
要請内容は、食料安全保障と輸出強化対策と品目別対策の三つの柱からなる。特に、食料安全保障予算全体の拡充、輸入依存穀物などの増産、生産資材の安定供給体制の確立など──の6項目について強く要請した。
八尋義文委員長は「このままでは農業自体が終わってしまう。国の力で何とか対応をお願いしたい」と伝えた。
これに対して藤木政務官は、「緊急経済対策の中で幅広の支援を行い、しっかり対応していきたい」と回答した。
なお、福岡県農政連推薦国会議員にも同様の要請を行った。
【2022年10月18日付日本農業新聞掲載】