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台風被災の爪痕を視察/宮崎県高千穂町に藤木農水政務官(日本農業新聞)

上岩戸の被災地を視察する藤木氏

 【宮崎・高千穂地区】宮崎県に大きな影響を及ぼした台風14号の被害状況を確認するため、藤木眞也農林水産大臣政務官(参院・全国比例)が12日、被害の大きかった高千穂町を視察した。甲斐宗之町長やJA高千穂地区の佐藤友則組合長、地域住民らと意見交換も行った。

 同町では農地や農業用施設900件、林道110件の被害が報告され、総額は33億円に上る。特に大きな打撃を受けた岩戸地区は、24時間雨量が570ミリを超え、土砂崩れや断水が多く発生した。JAの佐藤組合長は「農作物だけでなく家屋や畜舎の被害、田や用水路の決壊など多大な被害が発生した。件数も損害額も多く農家の負担が大きい。支援について最大の検討をお願いしたい」と、農地や施設の復旧、農家への支援を求める要望書を手渡した。

 藤木氏は「農地の被害を目の当たりにし、表に出てきていない状況を認識できた。手厚く支援できるよう、県や市町村と連携を取る。まずは激甚災害の指定に向けて努力していく」と話した。

 藤木氏は夏の参院選で宮崎県農民連盟が推薦した。

 【2022年10月18日付日本農業新聞掲載】

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