
藤木眞也農水政務官は13日、台風15号の大雨で被災した静岡市清水区のハウスや茶工場などを視察した。地元のJAしみずや被災した農家は、農地について現状復旧だけではなく、作業性が良くなる改良ができるよう支援を求めた。藤木政務官は現状維持の復旧が基本としつつ、「改良復旧ができるように頑張りたい」と応えた。
JA青壮年部副部長の古澤重則さん(29)は、中山間地に位置するミカン畑が50アールほど崩壊。「災害をきっかけに作業しやすい園地に整備し直したいと考えている意欲ある農家を支援してほしい」と訴えた。
同区では、イチジクのハウスが浸水した園地や土砂が流入した茶工場などを視察。農家やJAからは災害の早期復旧や機械の買い替え支援を求める声も上がった。藤木政務官は「営農意欲の減退にならないよう支援したい」と話した。
【2022年10月14日付日本農業新聞掲載】