
和歌山県のJAわかやまは14日、「生姜(しょうが)の日」の15日を前に、岸田文雄首相を表敬訪問し、全国2位の生産量を誇る「新しょうが」をPRした。初の試みで、2年前から計画していたが新型コロナウイルス禍でかなわず、3年目で実現した。
坂東紀好組合長と黒川秀之常務、JA新しょうが生産販売連絡協議会の有井雅裕会長、山本修也副会長が参加。自民党の藤木眞也参院議員も同席した。
坂東組合長は「品質の良さは生産者の努力の結晶。お届けできたことは大きな励みになる」と述べ、生姜の日の由来や産地を紹介。有井会長は「全国レベルでPRしていきたい」と思いを伝えた。
本年産は色つや良く肥大も良好。出荷本番を迎えた「新しょうが」とオリジナル加工品「わかやまジンジャーエール」の籠盛りを受け取った岸田首相は「爽やかな辛味と香り。これからの季節にちょうど良い。しっかりアピールして、地域のブランド化と発展につないでほしい」と期待を寄せた。ジンジャーエールを試飲し、甘酢漬けも試食した。(わかやま)
【2022年6月15日付日本農業新聞掲載】