【富山】「国消国産」の大切さと富山米の消費拡大をアピールしようと、富山県JAグループは16日、富山駅の南北自由通路で「富富富」のパックご飯やちらしなど1000セット を配布した。各連合会の1、2年目の職員たちや「とやま食の王国大使ふふふ」をはじめ、富山中央会の延野源正会長や北陸農政局富山県拠点の漆間利明地方参事官も“参戦”し、朝から懸命にPR。藤木眞也参院議員も応援に駆け付けた。/ 「世界食糧デー」と「国消国産の日」に合わせて富山中央会が企画した。延野会長は「世界情勢や自然環境の悪化を受け、平時においても食料安全保障の強化が求められる。食や農について正確な情報を発信し、消費者の理解を得たい」と思いを語る。JA富山県女性組織協議会の「みんなでごはんを食べよう! 富山米消費拡大運動」を兼ね、富山中央会と全農とやま、共済連富山、農林中央金庫富山支店の若手を中心に取り組んだ。
手渡す袋には「富富富」のパックご飯と、乃木坂46と一緒に「国消国産」を学ぶ資料、ご飯食を呼びかけるちらし、「笑味ちゃん」のクリアファイルとティッシュを入れた。通勤客に心を込めて袋を手渡した全農とやまの金谷莉子さんは「富富富のおいしさをもっと知ってほしいし、富山の良さを多くの人に伝えたい」と話し、農林中金の多喜万里子さんは「老若男女いろんな方が受け取ってくださり、本当にありがたい」と手応えを話す。
「とやま食の王国大使ふふふ」の福山裕海さんと井川由莉子さん、松越美乃さん、延野会長や漆間地方参事官も、行き交う人に積極的に声をかけ、袋をプレゼントした。
応援に駆け付け、活動の様子を見守った藤木参院議員は「国消国産や価格転嫁への取り組みは、地域の皆さんにご理解いただくことが何よりも大事」とあいさつし、若者たちの労をねぎらった。
【2023年10月17日付日本農業新聞掲載】