会談する山口知事(右から2人目)と藤木政務官(右)(31日、佐賀市で)
【さが】藤木眞也農水大臣政務官は31日、山口祥義佐賀県知事と佐賀市内で会談した。2018年以降、九州で初となる豚熱発生に対し、迅速・適切な防疫措置を徹底して進めることを確認した。
山口知事は、県内の発生状況を報告した。見込まれる殺処分の頭数が1万以上と多く、獣医師が不足することを課題に挙げ、獣医師の確保を要請した。併せて、豚熱が発生した生産者の経営再建への支援などを求めた。
これに対し、藤木政務官は「県と国の緊密な連携が、初動対応では極めて大事。拡大しないよう食い止めたい。国としても必要な協力を惜しまず全力で支えていく」と述べた。
【2023年09月01日付日本農業新聞掲載】