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食から日本を考える/農水省・福岡市でイベントきょうまで 青年部や学生討論、マルシェも(日本農業新聞)

オープニングイベントに登壇した藤木政務官(左から4人目)、前原委員長(同1人目)、宮崎委員長(同2人目)(12日、福岡市で)

 農水省が主催する「食から日本を考える。NIPPON FOOD SHIFT FES.九州」が12日、福岡市のららぽーと福岡で始まった。JA青年部と学生による討論会やマルシェ、ワークショップを通じ、消費者に食や農への理解を促す。13日まで。

 オープニングイベントには藤木眞也農水政務官が登壇。物価高騰や食料安全保障に触れ「農家の生産に込めた思いに共感し、国産農産物を手に取ってもらうために、情報発信が重要だ」と語った。

 討論会には、鹿児島県農協青壮年組織協議会の前原祐樹委員長と、長崎県農協青年部協議会の宮崎英一委員長が出演。青年部活動や規格外品対応など、学生からの質問に答えた。

 前原委員長は「農業は孤立する作業が多いと思われるかもしれないが、青年部で全国の仲間と地域課題を共有することで、やる気が培われる」と説明。宮崎委員長は「我慢が必要なこともあるが、頑張った分成果が出るのが農業の良さ」と語った。

 福岡県で製パンを学ぶ学生らは、九州7県で行った農業体験先の農畜産物を集めたマルシェを開いた。考案したサンドイッチレシピと併せてPRした。

 同施設内に常設する「シェア畑」は、ラディッシュやレタスをポットに植える種植え体験会を開催。参加した春日市の緒方亮太君(8)は「野菜はキュウリやレタスが好き。上手に種植えできて楽しかった」と話した。

 【2022年11月13日付日本農業新聞掲載】

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