本日、熊本地震の発生から5年が経過しました。
毎年行われている熊本地震犠牲者追悼式は、昨年と同様で新型コロナウイルス感染症防止の観点から規模縮小で開催されました。
あらためて熊本地震の被害により亡くなられた方に謹んでお悔やみ申し上げますとともに被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
5年前のあの日、私はJAかみましきの組合長であり夏に控える参議院選挙の候補予定者として前震が発生した14日の夜は岐阜県で大地震の発生を知りました。
あの時は、とにかく地元熊本のこと、組合員のこと、JAのこと、そして家族のことが頭をぐるぐる駆け巡りました。
翌日の早朝には地元へ戻り、職員による被害調査や自衛隊へ炊き出し用の米を提供、県内外から届いた支援物資を避難所に届けるなど、緊急時こそ住民の生活基盤としてのJAの役割を果たそうと被災者への支援を行っていたことを、今でも震災当時の記憶として決して忘れることはありません。
あの日から早いもので5年の歳月が経ちましたが、つい昨日のことのように思い出します。
先月は新阿蘇大橋が開通し、今月26日には復興のシンボルである熊本城の天守閣が復旧工事を終え一般公開されます。
これから先も創造的復興に取り組むなか、新型コロナウイルスの影響もあり乗り越えなければならない難局が続きます。力を合わせて頑張りましょう。
また、本日4月14日でJA全国女性組織協議会が創立70年の節目を迎えられ、誠におめでとうございます。70年という長い年月をかけて、女性の地位向上から生活改善活動、消費者との交流、高齢者福祉、食農教育など、常に時代に求められる活動を展開してこられました。その活動を通じて、食を守り、農業を支え、地域を担ってこられた女性組織の皆さんはまさにJAグループの原動力だと感じています。
「人と人とのつながり」を基本に活動してこられた女性組織にとって、コロナは組織基盤も大きく揺らぐような事態をもたらしたにも関わらず、「できることから」やっていこうと指針を提起し、ウェブ会議やSNSを活用した様々な活動をされていて、女性ならではの柔軟な対応に私は感銘を受けました。
私も女性組織の皆さんのパワーに負けないように、子供や孫のために、食料自給率の向上や豊かな地域づくりに向けて、皆さんと共にしっかり頑張ります。
JA全国女性組織協議会の今後ますますのご発展と、全国の女性組織メンバーの皆様が一層ご活躍されることをご祈念いたします。