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2024.02.29持続的な地域農業へ/JA新潟市が大規模・法人研修 現状・課題を共有(日本農業新聞)あいさつをする石山組合長(新潟市中央区で) 【新潟市】JA新潟市は、大規模農家・農業生産法人研修会と意見交換会を中央区で開いた。農業法人や生産者、自治体関係者、JA役職員ら85人が参加した。持続可能な地域農業と経営基盤の確立に向け、管内農業の現状と課題を共有した。2023年に続き2回目の開催。 JAの石山徳行組合長は「米農家にとって2023年は猛暑と渇水で米の等級が著しく低下し、大変厳しい年だった。研修会が、農業経営の一助となることを願う。今後の農業について話し合い、有意義な時間を共有したい」と呼びかけた。 研修会では、昨年5~8月に行った常勤役員と営農センター職員による農家訪問で出た主な意見・要望から、現状と課題を共有。肥料・農薬など生産資材の情報提供や農業経営支援施策、経営力アップのための労務管理などを学んだ。 自民党の藤木眞也参院議員による国政報告会も開催。参加者は直近の農政について理解を深めた。 藤木議員は「農畜産物の作付けにも、マーケットインの考えを取り入れていくべきだ」と指摘。「農畜産物の適正な価格形成について消費者の理解醸成と、若い世代が農業に希望を持てる施策を実現したい。皆さんには、JAとともに地域の農業を守ってもらいたい」と話した。 参加した諸橋弥次郎農園の諸橋弥須衛代表は「農業資材の高騰で農業者は大変な思いをしている。若い世代が農業に夢や希望を持てるよう、適正な価格形成をぜひ国政で実現してもらいたい」と期待を込めた。 【2024年02月29日付日本農業新聞掲載】
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2024.02.29能登地震2カ月/自民党 農林部会長代理 藤木 眞也氏 に聞く/復興へスピード大事(日本農業新聞)能登半島地震からの復興についてインタビューに応じる藤木氏(2月21日、東京都内で) 能登半島地震の発生から明日で2カ月。2月上旬に被災地を訪ねた自民党の藤木眞也農林部会長代理(熊本県・JAかみましき元組合長)に、復旧・復興の考え方や2016年の熊本地震の教訓を聞いた。 ──被災地を視察して感じたことは。 スピード感が一番、大事だ。農家が離農に傾く前に対応しなければいけない。移動に時間がかかるなど半島ならではの困難もあり、被災者の帰還や営農再開が進むか不安があるだろうが、JAには農家を励ましてほしい。岸田文雄首相も被災地の復興に全力で取り組むと宣言している。 ──被害の全容が見えず、春の作業に不安を覚える人がいる。 被災地は稲作が中心だ。農地に通水できるか確認し、できなければすぐに復旧に当たる必要がある。熊本地震では、水路の被害を自力施工で応急復旧し、田植えに間に合わせた例がある。施工業者を待っているだけでは、時間がかかる。営農できない時間が長いほど、意欲は失われてしまう。 ──復旧に向けた国の支援は十分に理解を得られているか。 激甚災害指定で農地復旧は国の補助が9割ほどに高まった。農機などの復旧も国の半額補助に加え県や市町の補助がある。自己負担は抑えられる。政府は白米千枚田の復旧にも決意を示した。千枚田が復興の象徴になる。 ──酪農にも大きな被害が出ている。水の運搬なども負担となった。 可能であれば、空き牛舎に牛を移動させた方がいい。一時的に効率が悪くなっても、水などを毎日運ぶよりは楽だ。帰還できる状況になれば戻ればいい。熊本地震の際は県酪連がうまく仲介した。 ──被災JAに伝えたいことは。JAグループの支援はどうあるべきか。 JAが前を向いて組合員を引っ張ってほしい。今とは状況が違う面もあるかもしれないが、熊本地震ではJAの購買事業などが伸びた。農機などを購入する例が増えるためだ。グループ全体で、復興に協力できればいい。 【2024年02月29日付日本農業新聞掲載】
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2024.02.08能登地震復旧へ支援/自民・藤木氏、農家を訪問(日本農業新聞)被災した酪農家と話す藤木氏(右)(7日、石川県内灘町で) 【いしかわ】自民党の藤木眞也参院議員は7日、石川県で能登半島地震の被災地を視察した。JAや農家を訪れて被害状況を確認するとともに、復興を支援していく考えを強調した。8日も県内の被災地を回る。 7日は、石川かほく、はくい、志賀、能登わかばの4JAを訪問。各組合長から被害状況を聞き取り、一日も早い復旧と復興に向けて支援する考えを伝えた。内灘町では、断水の被害があった河北潟酪農団地の牧場を訪問。酪農家は「乳が出なくなった牛もいる。地震前に戻るには1年ほどかかるのでないか」と苦境を話した。藤木氏は、自らの熊本地震の被災体験を話し、国の支援や助成についても伝えた。 8日は奥能登地域の内浦町、のとの2JAを訪れ、珠洲市、輪島市などの被災現場も視察する予定だ。 【2024年02月08日付日本農業新聞掲載】
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2024.02.06価格形成で緊急要請/JA柳川、県農政連柳川支部 坂本農相らに2点(日本農業新聞)要請書を提出する山田英行組合長(左から2人目)、農政連支部長(右) 【柳川】JA柳川と福岡県農政連柳川支部は1月30、31日、藤木眞也参院議員、藤丸敏衆院議員、坂本哲志農相に対し、畑作物の直接支払い交付金および農産物再生産価格形成に関する緊急要請書を手渡した。 内容については、①小麦生産費の補填(ほてん)について、2023年産にかかる畑作物の直接支払交付金の実情を考慮し、生産者に十分に配慮した新たな対応②「農業者の所得水準」の向上を考えた上で価格形成をめざし、農産物再生産が可能になる仕組み(法制化及び所得補償等)の早急な対応──の2点を明記。 また、農水省農政局穀物課や全国農政連と麦の生産技術向上事業などについて意見交換した。 畑作物の直接支払交付金(ゲタ対策)の単価は、制度上、10アール当たりの生産費が肥料や生産資材の価格が高騰する前の直近3カ年平均(19~21年)で算定されていることにより、近年の生産費の増大分が交付金単価には反映されていない。特に、23年産については、肥料や生産資材価格が大幅に上昇しており、本年度の肥料価格高騰対策事業による支援だけでは、生産費増大分が十分に補填されない状況だ。生産者が安心して農業生産に取り組み、農業所得水準の維持向上できるように強く要請した。 【2024年02月06日付日本農業新聞掲載】
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2024.02.02仲間の輪広げようリーダー研修/JA岡山県青壮年部協(日本農業新聞)講演する全青協の佐藤参与(岡山市で) 【岡山】JA岡山県青壮年部協議会は1月下旬、岡山市で2023年度JA岡山県青壮年部リーダー研修会を開いた。 青壮年部員ら約40人が参加した。東京農業大学生物産業学部自然資源経営学科の小川繁幸准教授は「持続可能な農業人材の育成と確保」と題して講演。農家自身がトレンドを意識しながら農業の魅力を発信することで、担い手の確保につながると話した。 藤木眞也参院議員は、国政の動向などを報告。参加者は日本農業を取り巻く情勢と今後の課題について学んだ。 全国農協青年組織協議会(JA全青協)の佐藤崇史参与は「青壮年部とJA」と題して講演。同じ志を持った仲間の輪を広げ、一人一人が役割を持って活動することが、農業や青壮年部の明るい未来につながっていくと語った。 【2024年02月02日付日本農業新聞掲載】
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2024.01.27所得向上や農業DX学ぶ/JA九青協農業経営対策研修会(日本農業新聞)国政報告する藤木議員 【熊本】JA九州沖縄地区青年組織連絡協議会(JA九青協)は22日と23日、熊本市内で令和5年度JA九青協農業経営対策研修会を開いた。先進的な農業経営にかかる情報の提供を行い、農家所得の向上を図ることが目的。九州各県のJA青年部員ら約170人が出席した。 主催者を代表してJA九青協の石本勝也委員長(熊本県)が「労働力不足や輸送コストの増大など、生産現場の課題は山積している。先進事例から学び、それぞれの農業経営のヒントにして所得向上につなげてほしい」とあいさつした。 研修会では藤木眞也参院議員が農業を取り巻く情勢や食料・農業・農村基本法の見直し等について報告した。 株式会社DX経営研究所の中尾克代代表が農業DXの方向性と活用事例を紹介。九州農政局熊本支局の中根繁氏は資材価格高騰への対応や輸出などへの優良事例について説明した。有限会社宮川洋蘭の宮川将人代表は、鳥獣害対策を通して地域課題に取り組む自身の活動を紹介した。 【2024年01月27日付日本農業新聞掲載】
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2023.12.13農地政策見直しで全中 農家の決定権確保を/自民に要請(日本農業新聞)JA全中は12日、自民党農地政策検討委員会(坂本哲志委員長)の会合で、農地政策の見直しに向けて要請した。農地所有適格法人の出資規制を緩和する特例に関し、現場の懸念払拭に向けた万全の措置を要望。農業関係者の決定権の確保や非農地化の防止、地域との調和などを担保できる対応を強く求めた。 全中の馬場利彦専務は、農地の総量と優良農地の確保に向けた国の責務の明確化を要求。地域計画の区域内の農地について、原則として農用地区域に編入する必要性を指摘した。 農業振興地域整備法(農振法)の改正に関し、都道府県の面積目標の達成に向けた国からの勧告、不十分な場合の是正要求などの措置が厳格に行われるかも重視した。 適格法人の出資割合について、農水省が示した特例では、農業関係者を3分の1超とした上で、「食品事業者、地銀ファンド等」との合計で過半を求める。 馬場専務は、地銀ファンド「等」としていることに、対象拡大の懸念を示し、「制度の趣旨をゆがめないよう、範囲を厳格にしてもらいたい」と強調。出席議員からも「わざわざ変な余地を残す必要はない」(上月良祐氏)「どういうところを想定しているのか」(藤木眞也氏)との声が出た。 同省は、食品事業者と地銀ファンドを軸としつつ「具体的な業種は政省令で規定する」(村井正親経営局長)と説明。関連法案の策定過程で明確化し、同党に示す考えを示した。 会合では全中の他、全国農業会議所、全国知事会、全国市長会、全国町村会の代表が参加し、意見を表明した。 【2023年12月13日付日本農業新聞掲載】
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2023.12.04自民委が北海道酪農視察/畜安法 運用の改善を(日本農業新聞)自民党畜産・酪農対策委員会は2、3の両日、2024年度の畜産・酪農対策の議論を控え、北海道の酪農主産地でJA組合長らと意見を交わした。現場からは改正畜産経営安定法(畜安法)で、需給調整の取り組みに酪農家間で不公平感が生まれているとの声が強く上がり、同委員会と党農林部会で議論を深める考えを示した。 古川康委員長、小寺裕雄事務局長、岩本剛人事務局次長、藤木眞也事務局次長、細田健一農林部会長らが参加した。2日にはオホーツク管内を訪れた。JAオホーツクはまなすの永峰勝利組合長は畜安法と不公平感について「一番の問題は地域の分断。実態を踏まえた見直しを」と訴えた。 3日は十勝と根室、釧路の各管内組合長と意見交換した。JA豊頃町の山口良一組合長は「畜産酪農は原材料の値上げで厳しい状況で、加工原料乳生産者補給金の限度数量の拡大と単価の増額が重要」と述べた。JAしべちゃの鈴木重充組合長も同補給金について「生産基盤を減らさない対応を」と強調した。 古川委員長は「(畜安法について)不公平感が非常に強い。党農林部会、畜酪対策委員会でしっかり議論したい」と説明。補給金や集送乳調整金については物流の「2024年問題」で出荷コスト上昇の懸念が現場にあるとし「生産者の納得のいく政策に仕上げていきたい」とした。 【2023年12月04日付日本農業新聞掲載】
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2023.11.28意欲保てる政策要望/自民対策委 南九州視察で/サツマイモ 畜酪(日本農業新聞)九州・沖縄で重要な農政課題となる畜産酪農対策と甘味資源作物対策。2024年度の畜産物価格と、サトウキビ・でんぷん原料用サツマイモに係る生産者交付金の単価の決定に向けて25、26の両日、自民党の国会議員が相次いで南九州を視察した。農家からは希望を持てる政策を求める声が相次いだ。 【2023年11月28日付日本農業新聞掲載】
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2023.11.16高騰対策 財政措置を/全厚連 診療報酬含め自民に要請(日本農業新聞)自民党の議員連盟「農民の健康を創る会」(森山裕会長)は15日、総会を開き、厚生連病院を巡る予算や税制について議論した。JA全厚連は、光熱費などの高騰に厚生連病院が対応できるよう、診療報酬の引き上げも含め、財政措置の充実を要請。法人税非課税措置を巡る有償病床割合の要件見直しも改めて求めた。 厚生連病院の法人税非課税措置は、有償病床割合を30%以下とすることが要件。一方、改正感染症法で、厚生連病院などは感染症の発生・まん延時に必要な医療提供が求められ、十分な病床確保が課題になる。 全厚連の長谷川浩敏会長は「感染症対策として、個室の絶対数の確保が必要になる」と強調。病床確保に向け、他の公的医療機関と同様の割合への引き上げなど、要件見直しを求めた。 上月良祐氏は、新型コロナウイルス禍の初期から厚生連病院が積極的に感染者を受け入れたことから、「難しい時期に助けてくれたことを評価すべきだ」と、要請に十分に応えるよう主張した。 光熱費高騰に対し、各県は、地方創生臨時交付金などで補助。これについて補助率の県間格差が大きいことを問題視する声も相次いだ。藤木眞也氏は、どの県も一定以上の補助が行き渡るよう「(交付金に)一定のルールを示していくべきではないか」と述べた。 【2023年11月16日付日本農業新聞掲載】
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2023.11.16基本法見直しで懇談/山形中央会などトップセミナー 現場の声伝える(日本農業新聞)藤木議員(右から2人目)、臼井課長(右)と意見交換する組合長ら(東京都千代田区で) JA山形中央会と県農協代表経営者協議会は14日、東京都千代田区の衆院第一議員会館でJAグループ山形トップセミナーを開いた。県内JAの組合長と青年部、女性部の代表、各連合会の幹部職員ら24人が参加した。 組合長らは自民党農林部会の藤木眞也部会長代理とJA全中農政部水田・畑作対策課の臼井稔課長らと「食料・農業・農村基本法見直しに関する意見交換」をした。 組合長らからは「適切な価格形成の仕組みが必要」「担い手確保には米価の安定が必要」「国産農畜産物の安定供給実現が不可欠」「優良農地をいかに確保するのか」などの意見や要望が出た。 藤木議員は「現場の意見や要望を政府に伝えていく」と述べた。 【2023年11月16日付日本農業新聞掲載】
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2023.11.14守れ 日本の食料基地/JAグループ基本農政確立全国大会 北海道勢訴え 資材高の窮状強調(日本農業新聞)頑張ろう三唱で意気込むJAグループ北海道の参加者(13日、東京都千代田区で) JA全中などが13日に東京で開いたJAグループ基本農政確立全国大会では、道連役員やJA組合長ら北海道勢60人が参加し、日本の食料基地を守るための要望を訴えた。食料安全保障の強化に向けた政策反映へ、米では畑地化促進事業の予算確保、畑作では輪作体系維持に向けた総合支援、酪農では経営安定対策などを求めた。 米では猛暑の影響で白未熟粒が増加するなど情勢が厳しい中、後志管内JAきょうわの石田吉光組合長は「第一に価格転嫁だ」と要望した。「農家はよく生産者といわれるが、一般のサラリーマン以上の消費者だ」とし「資材から何から多くのものを消費している。価格転嫁が達成されないと、いつまでたっても手元に金が残らない」と述べた。 畑作物について、オホーツク管内JAしれとこ斜里の平田隆雄組合長は「テンサイでは褐斑病などの影響で糖度が上がらず心配している」と説明。「生産に見合う価格形成がされない限り、しっかりとした輪作体系ができない。農家は価格を決められないため、そこをしっかり協議してほしい」と求めた。 肥料価格高騰への対策が2023年度は十分でなかったとし「円安が進む中、さらなる資材高騰も予想される。検討だけでなく、しっかり答えを出すようにしてほしい」と力を込めた。 酪農産地、根室管内JAけねべつの北村篤組合長は「酪農・畜産にとってはこれからが要請の本番」とし「この2年、生産抑制しながら進んできたので、光が見える24年度の対策を」と要望する。 その上で「単発的な対策だけでなく、10年後の牛乳をどう生産していくか。北海道だけでなく日本の問題として、どうやって需給バランスを取りながら進めていくかなど、長期的な視点で話し合ってほしい」とした。 同日、北海道・東北地区JA代表者集会も開き、北海道からはJA北海道中央会の小椋茂敏副会長が意見表明した。自民党農林部会の藤木眞也部会長代理らに酪農・畜産の窮状を訴え「消費の動向(の改善)に一日も早く取り組まなければ、日本からおいしい牛乳や肉がなくなる」と強調。需給改善に向けて取り組む中、公平性を保つため現行の畜安法の検証・改正を求めた。 【2023年11月14日付日本農業新聞掲載】
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2023.11.05安全・安心な食を未来へ/長野・上田市でフォーラム 立場超え連携を(日本農業新聞)「かけがえのない農業を産地から子どもたちに伝えたい」と語る柿嶌実行委員会会長(右)(4日、長野県上田市で) 「食と農メガアライアンス2023~安全・安心な食料を未来へ」と題したフォーラムが4日、長野県上田市菅平で初めて開かれた。世界的視野から食と農の課題を考え、得た知識や人脈を地域に持ち帰って活動に生かすのが狙いだ。 職業や地域、年代を超えて組織する実行委員会の主催。実行委員が趣旨賛同者へ声をかけ、多様な立場の約80人が国内外から集まった。メガアライアンスには「一人ではできないことも、志のある人たちの“大きく強い連携”で解決できる」との意味を込めた。 11人がスピーチ。第1部「食と農の連携と未来への指針」では、藤木眞也参院議員が食料安全保障について解説。「農畜産物を適正価格で購入することが農家経営の継続につながる」と呼びかけた。元国連大使の吉川元偉さんは「村づくり、農業、脱炭素エネルギーと各スピーチには“持続可能”が共通する」と指摘した。 第2部スピーチ「子どもたちに引き継ぐ食料・農業」ではJA信州うえだ女性部長で、JA全国女性組織協議会の久保町子会長が登壇。「次代の子どもに重要なのが食農教育。広い連携が活動を長く継続させる」と話した。 実行委員会の柿嶌洋一会長(全国農協青年組織協議会参与)ら3人のパネルディスカッションは「食と農の未来予想図」を討議。柿嶌会長らと交流のある(株)玄海の矢野賀也社長は「生産現場の真実と生産者の思い、ビジョンを伝えるのが東京の飲食店の役割」と語った。 第3部は交流会。上田産食材を使った料理と、地元産のワインや日本酒を味わいながら今後の連携へ議論をし、つながりを深めた。 【2023年11月05日付日本農業新聞掲載】
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2023.11.02藤木議員と懇談/JA青壮年・女性部勉強会(日本農業新聞)国政報告をする藤木議員 JA静岡中央会は10月中・下旬、東部、中部、西部のブロックごとにJA青壮年部・女性部農政勉強会を開いた。 3地区合わせて約120人が参加し、藤木眞也参院議員が国政報告をした。藤木議員は「世界情勢の変化の中で、食料の安全保障が国政の一丁目一番地だ。輸入に頼ってきたものを国産に切り替える必要がある。農業を支える政策の必要性を国民に広く訴える」と話した。 会議では出席者から「海外資源由来の化学肥料を主に使用しているが、国の方針は今後どうなるのか」「消費者への価格転嫁の理解を求める具体的な施策はあるか」などの質問が出て、藤木議員と意見交換した。 【2023年11月02日付日本農業新聞掲載】
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2023.11.01畜産の窮状訴え 国会議員と意見交換/群馬連絡協(日本農業新聞)情勢報告会であいさつする林会長(右)(11月31日、東京・永田町で) 群馬県内のJA組合長らで組織する県JA畜産連絡協議会は10月31日、東京・永田町の参院議員会館で、畜産経営の安定に関する情勢報告会を開いた。山田俊男参院議員と藤木眞也参院議員が参加。飼料原料価格の高騰と牛枝肉・子牛価格の低迷が重なる畜産農家の窮状を伝え、意見を交わした。 協議会からは、JA群馬中央会の林康夫会長と同協議会会長でJA前橋市の大塚隆夫組合長、JA全農ぐんまの伊藤雅美県本部長が参加。生産組織の代表ら計18人が同席した。 林会長は「生産現場は経営継続が危ぶまれるほど甚大な影響を受けている」と伝えた。大塚組合長は、飼料用米や子実用トウモロコシの作付け拡大を巡り「機械導入の補助はどうなるのか」と質問。藤木議員は、農水省が本年度の補正予算案に計上したことに触れ「耕畜連携を各地で進めてほしい」と応じた。 一行は同日午後に農水省を訪ね、豚熱など家畜伝染病発生時の適正な防疫措置を求めた。 【2023年11月01日付日本農業新聞掲載】
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2023.10.25地元小学生も早乙女・早男で/熊本県八代市献穀田で抜穂祭(日本農業新聞)抜穂の儀を行った 【熊本・やつしろ】秋の皇室行事・新嘗(にいなめ)祭に献上する米の抜穂(ぬいぼ)祭が八代市川田町東の本島磧哉さん・菊代さんの献穀田で行われた。JAやつしろの山住昭二組合長や藤木眞也参院議員、中村博生市長ら150人が参加した。 抜穂の儀では、龍峯小学校の5.6年生が早乙女と早男に扮(ふん)し、「くまさんの輝き」を刈り取り、稲穂だけを一本ずつ抜き取った。 本島さんは「豪雨や猛暑で栽培管理に苦労したが、良く実った。支えてくれた地元の方々や関係機関に感謝する」と話した。 【2023年10月25日付日本農業新聞掲載】
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2023.10.17総力で国消国産PR 藤木参院議員も応援/富山県JAグループ(日本農業新聞)若い職員と共に、国消国産や米消費を呼びかけるJA富山中央会の延野会長(16日、富山市で) 【富山】「国消国産」の大切さと富山米の消費拡大をアピールしようと、富山県JAグループは16日、富山駅の南北自由通路で「富富富」のパックご飯やちらしなど1000セット を配布した。各連合会の1、2年目の職員たちや「とやま食の王国大使ふふふ」をはじめ、富山中央会の延野源正会長や北陸農政局富山県拠点の漆間利明地方参事官も“参戦”し、朝から懸命にPR。藤木眞也参院議員も応援に駆け付けた。/ 「世界食糧デー」と「国消国産の日」に合わせて富山中央会が企画した。延野会長は「世界情勢や自然環境の悪化を受け、平時においても食料安全保障の強化が求められる。食や農について正確な情報を発信し、消費者の理解を得たい」と思いを語る。JA富山県女性組織協議会の「みんなでごはんを食べよう! 富山米消費拡大運動」を兼ね、富山中央会と全農とやま、共済連富山、農林中央金庫富山支店の若手を中心に取り組んだ。 手渡す袋には「富富富」のパックご飯と、乃木坂46と一緒に「国消国産」を学ぶ資料、ご飯食を呼びかけるちらし、「笑味ちゃん」のクリアファイルとティッシュを入れた。通勤客に心を込めて袋を手渡した全農とやまの金谷莉子さんは「富富富のおいしさをもっと知ってほしいし、富山の良さを多くの人に伝えたい」と話し、農林中金の多喜万里子さんは「老若男女いろんな方が受け取ってくださり、本当にありがたい」と手応えを話す。 「とやま食の王国大使ふふふ」の福山裕海さんと井川由莉子さん、松越美乃さん、延野会長や漆間地方参事官も、行き交う人に積極的に声をかけ、袋をプレゼントした。 応援に駆け付け、活動の様子を見守った藤木参院議員は「国消国産や価格転嫁への取り組みは、地域の皆さんにご理解いただくことが何よりも大事」とあいさつし、若者たちの労をねぎらった。 【2023年10月17日付日本農業新聞掲載】
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2023.10.07農林部会長代理藤木氏を選任(日本農業新聞)自民党は6日の総務会で、農林部会長代理に藤木眞也氏(参・比例)、副部会長に宮崎雅夫氏(参・比例)を充てる人事を決めた。 藤木氏は、当選2回。全国農協青年組織協議会(JA全青協)会長や熊本県・JAかみましき組合長などを経て国政に転じ、農水政務官を2度務めた。宮崎氏は、当選1回。農水省職員から国政入りし、農水政務官を務めた。 部会長代理に古川康氏(衆・比例九州)、副部会長に小寺裕雄氏(衆・滋賀)を起用する人事は9月に決定している。 【2023年10月07日付日本農業新聞掲載】
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2023.09.30緊急支援制度確立を 県・畜産公社へ強く訴え/沖縄県肉用牛危機突破大会(日本農業新聞)危機突破に向け頑張ろう三唱をする関係者ら 【沖縄】沖縄県肉用牛経営危機突破生産者大会が27日、糸満市の南部家畜市場で開かれた。飼料価格など生産コストの高止まりが続く中、県内の子牛価格下落で再生産に必要な所得が確保できず、肉用牛経営が危機に直面している。現状を早急に打開し、農家経営の安定に向けた緊急支援対策の制度確立を国や県、畜産振興公社に強く訴えた。/ JA沖縄中央会など畜産関係12団体で構成する沖縄県肉用牛経営危機対策本部の主催。県内の繁殖農家ら約100人が参加した。 県内の子牛取引価格は9月、過去最低基準となるの45万円台となった。農水省の増頭奨励金によって飼養頭数は増加傾向にあるが、飼料高騰などコスト負担が高まり厳しい経営状況にある。生産資材の高騰や子牛価格の下落は、個々の自助努力の限界を超え、肉用牛経営を逼迫(ひっぱく)させているため、早急な支援対策が求められている。 要請として①肉用子牛価格下落に対する支援策の実現②子牛価格の引き上げに向けた販売促進活動の展開③持続可能な肉用牛経営の確立に向けた施策――を決議。出席した県選出の西銘恒三郎衆院議員と前農水大臣政務官の藤木眞也参院議員、照屋義実県副知事へ要請書を手渡した。 意見表明した石垣島和牛改良組合の比屋根和史組合長は「八重山地区は若い牛飼いが多く、今後も経営し続けられるような大胆な戦略が必要」と訴えた。 沖縄中央会の普天間朝重会長は「飼料価格などの高騰部分を価格に転嫁できておらず生産者は厳しい経営状況だ。現状を県民や消費者に周知し、スピード感を持って危機を突破していこう」と力を込めた。 【2023年09月30日付日本農業新聞掲載】
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2023.09.30子実コーン 全国の手本に/宮城・JA古川 藤木議員 圃場を視察(日本農業新聞)佐野会長(左から3人目)らと子実トウモロコシの生育状況を視察する藤木議員(左)(宮城県大崎市古川で) 【宮城・古川】藤木眞也参院議員が19日、大崎市古川を訪れ、同市敷玉にある子実トウモロコシや大豆の圃場(ほじょう)で生育を確認した。JA古川の大豆センターなども視察した。 視察後、JA宮城中央会の佐野和夫会長、JAの佐々木浩治組合長らと意見交換した。 JAは、大豆との輪作による大豆収量の向上や労力削減の観点から、2022年度から新たな転作作物として子実用トウモロコシの栽培に取り組んでおり、今年で2年目。 JAの大友學専務は「播種(はしゅ)から収穫までの対策はできてきた。最終的に飼料として供給されるまでの一連の流れがスムーズにできるような対策を要望したい」と話した。 藤木議員は「ここまで先駆的に取り組みを行っているところにしっかりと支援したい。一大産地として全国の手本になってほしい」と話した。 【2023年09月30日付日本農業新聞掲載】
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2023.09.26基本法改正へ論点学ぶ/JA茨城県中央会農政シンポジウム 最新情勢を共有(日本農業新聞)基本法見直しの課題を話す安藤教授(25日、水戸市で) 【いばらき】JA茨城県中央会は25日、水戸市内のホテルで「JAグループ茨城 農政シンポジウム」を開いた。JAや消費者団体の役職員、県議ら約180人が出席し、施行から25年ぶりに法改正の手続きが進む食料・農業・農村基本法の最新情勢を共有した。/ 前農水大臣政務官で参院議員の藤木眞也氏は、食料安全保障の重要性を話した。藤木氏は、世界情勢の変化で食料の奪い合いが始まっていて「輸入に頼る時代ではなくなった。自給率80%を目指すべきだ」と力説した。 農水省大臣官房参事官の小坂伸行氏は、農水省の審議会が9月11日に農相に答申した食料・農業・農村基本法見直しに関する最終取りまとめを説明した。基本計画と食料自給率は、平時からの食料安全保障を実現する計画に見直すとともに、数値目標を設定。不足時の食料安全保障は、政府全体の意思決定をする体制の在り方を検討するなど議論の要点を解説した。 講演では、東京大学大学院農学生命科学研究科の安藤光義教授が同法の見直しの課題と論点を話した。最終取りまとめについて「四つの基本理念のうち、食料政策の分野が突出している」と指摘し、「生産基盤の維持・拡充の重要性には触れられず、食料安全保障にどう結び付くのか違和感が残る」と疑問を呈した。 最後に、政府が来年の通常国会に改正案を提出するまでに「自民党内の3分科会やJAが不十分とする部分に大きな声を上げていく必要がある」と注文を付けた。 【2023年09月26日付日本農業新聞掲載】
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2023.09.15全中が担当者向け研修会/農政課題広く学ぶ(日本農業新聞)JA全中は14日、JAや中央会などの農政担当者を対象にした研修会を東京・大手町で開いた。オンラインを含めて約80人が参加した。食料・農業・農村基本法改正を控えるなど農政の転換局面で課題も相次ぐ中、農業政策や品目・分野別の法制度、課題などを共有した。開催は5年ぶり。 全中農政部の生部誠治部長は「生産現場、JAで仕事をする上で、全てが農政に関係する」と述べ、理解促進に期待を示した。 研修会では、1年間の政府・与党の政策決定や予算編成、税制改正の流れなどを説明。基本法改正に向けた議論の経過や、担い手・農地の制度などについて理解を深めた。 講演した自民党の藤木眞也参院議員は「後継者が続くための農政を実現しなければいけない」と、JAグループの機能発揮への期待を表明。食料安保強化に向けた予算や政策について、参加者と意見を交わした。 研修会は15日も東京・永田町で開き、水田農業や畜産・酪農、野菜・果樹など品目別の政策や、国際交渉の経過などを学ぶ。 【2023年09月15日付日本農業新聞掲載】
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2023.09.02藤木参院議員 消費者ニーズ対応を/宮崎農民連盟 国政報告会(日本農業新聞)参加者に情勢報告する藤木議員 【宮崎】宮崎県農民連盟は8月31日、藤木眞也参院議員の国政報告会を宮崎市で開いた。各JA・連合会支部より約350人が参加。日本の農業情勢や食料・農業・農村基本法見直しなどについて報告した。 栗原俊朗委員長(JA宮崎中央会代表理事会長)は「藤木議員は農家、JA組合長の経験もあり、農業現場を熟知している。多くのことを学んでもらいたい」と参加者に呼びかけた。 藤木議員は人口や消費者の食の変化、輸入や輸出を含めた世界情勢を報告。「消費者が求めているものは変化している。所得を伸ばすにはその変化に対応することが重要」と訴えた。食料安保への取組みや、拡充した和子牛生産者臨時経営支援事業なども報告した。 坂下栄次副委員長(JA宮崎経済連代表理事会長)は「食料安保への取り組みを進めるためには消費者の理解が必要。藤木議員にはその点も含め対応をお願いする」と伝えた。 【2023年09月02日付日本農業新聞掲載】
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2023.09.01豚熱防疫措置連携を確認/藤木政務官が佐賀知事と会談(日本農業新聞)会談する山口知事(右から2人目)と藤木政務官(右)(31日、佐賀市で) 【さが】藤木眞也農水大臣政務官は31日、山口祥義佐賀県知事と佐賀市内で会談した。2018年以降、九州で初となる豚熱発生に対し、迅速・適切な防疫措置を徹底して進めることを確認した。 山口知事は、県内の発生状況を報告した。見込まれる殺処分の頭数が1万以上と多く、獣医師が不足することを課題に挙げ、獣医師の確保を要請した。併せて、豚熱が発生した生産者の経営再建への支援などを求めた。 これに対し、藤木政務官は「県と国の緊密な連携が、初動対応では極めて大事。拡大しないよう食い止めたい。国としても必要な協力を惜しまず全力で支えていく」と述べた。 【2023年09月01日付日本農業新聞掲載】
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2023.08.307月の大雨被害藤木政務官が視察/秋田県能代市三種町(日本農業新聞)藤木政務官(左から2人目)へJAグループ秋田からの要請書を手渡した小松会長(右から2人目)ら(29日、秋田県三種町で) 【秋田やまもと】藤木眞也農水大臣政務官は29日、7月の記録的大雨で被害を受けた能代市と三種町を訪れ、被害の状況を確認した。水田への土砂流入や冠水などの被害が発生した常盤川流域の能代市常盤地区と、三種町の鵜川揚水機場を視察。県や市、町、JA関係者らが立ち会い、被害についての説明を受けた。 揚水機場は、大雨により電気設備が浸水し、ポンプが停止。JA秋田やまもとの調べによると、現在でも周辺の約130ヘクタールへの配水に影響が出ている。 視察後は意見交換会を開き、JAグループ秋田からは、JA秋田中央会の小松忠彦会長、JA秋田やまもとの竹内孝一組合長、JAあきた白神の工藤寿博専務、JA秋田県青年部協議会の伊藤達也副委員長らが出席。被害状況やそれぞれの要望について意見を交わした。 竹内組合長は「農業共済金支払いに向けた早急な取り組みなどの農業支援と併せて、揚水機場の復旧支援をしていただきたい」と訴えた。伊藤副委員長は「自身の圃場(ほじょう)も冠水の被害を受けた。農地の早期復旧や次期作に向けて農業者の意欲につながる対策をお願いしたい」と話した。 会の冒頭には、甚大な被害を受けて、JAグループ秋田が復旧に向けて緊急要請を行った。農地・農業用施設の復旧支援、営農継続に向けた再開支援など、被災農家が農業経営を継続できるよう支援を求める要請書が手渡された。 藤木政務官は「一日も早い復旧に向けた取り組み支援に力を入れたい」と述べた。 【2023年08月30日付日本農業新聞掲載】
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2023.08.26台風15号被災地藤木議員が視察/JA静岡市(日本農業新聞)ワサビ田を視察する藤木議員 【静岡市】藤木眞也参院議員は21日、昨年の台風15号で被災した静岡市葵区のJA静岡市しづはた営農経済センター管内のワサビ田と茶工場跡地を視察した。同JAの三津山定組合長と職員が案内し、JA静岡中央会の役職員ら6人が同行した。移動中の車中で同JAの漆畑尚子センター長から被災当時の説明を受け、現地で生産者の話を聞いた。 同JA管内の台風15号の被害は、ワサビ田流出や土砂流入、モノレールなどの関連設備の倒壊の他、茶園への土砂流入や崩落被害が多く発生し、再建を断念した茶工場もある。 ワサビ田では、生産者の出雲清教さんが被災当時の様子や復旧にかかった労力について説明した。茶工場の3分の2以上に土砂が流入した南茶農業協同組合の小澤晃組合長は「工場の再建は諦めたが、地域の協力で生葉売りと自園自製という形で茶生産を続けていく」と伝えた。 藤木議員は「さまざまな助成制度があるので、意欲を持って進んでほしい」と激励した。 【2023年08月26日付日本農業新聞掲載】
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2023.08.117月豪雨 藤木政務官被災地へ/福岡4JA 「早期支援を」(日本農業新聞)被害状況を聞く藤木政務官(右)(10日、福岡県大刀洗町で) 【福岡・みい】藤木眞也農水政務官は10日、7月豪雨の被害状況を調査するためJAみい管内の被災地を視察した。井上忠敏県議、大刀洗町の中山哲志町長、JAの平田浩則組合長らが同行。同町の生産者、堀内隆さんのハウスを訪れた。 堀内さんは、当時の様子や農作物の被害を説明。「ブロック塀の建築や排水対策を行ったが、冠水した。筑後川のしゅんせつや調整池の増設など、被害の軽減に取り組んでほしい」と求めた。 視察後、JA本店で意見交換会を開いた。久留米市の橋本政孝副市長、小郡市の加地良光市長、大刀洗町の中山町長、久留米地区4JA(みい、くるめ、にじ、筑前あさくら)の組合長らが参加。各管内の被害状況や要望を伝えた。 平田組合長は「早期復旧には、短期間での支援が必要。早急に支援していただきたい」と強く訴えた。 藤木政務官は「農家に負担のかからない支援について、県や市町と連携する。前向きに営農継続できるよう取り組む」と語った。 【2023年08月11日付日本農業新聞掲載】
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2023.08.09「災害復旧を早期に」 藤木農水政務官、野上国対委員長に支援要請/富山中央会(日本農業新聞)藤木政務官に復旧への支援を要請するJA富山中央会の延野会長(左)(8日、東京都で) 【富山】6、7月に富山県を襲った豪雨被害を受け、JA富山中央会の延野源正会長が8日、藤木眞也農水政務官と自民党の野上浩太郎参院国対委員長を訪ね、被災した農業者が早期に営農再開できるよう支援を求めた。農地や農道、用水などの復旧工事の早期実施に向けても要請した。 延野会長は農水省の政務官室を訪ね、藤木政務官と懇談した。豪雨による被害状況を説明し、被災した農業者への支援や、農地・農業用施設の早期復旧をはじめ、工事などが円滑に進むよう自治体への財政支援も求めた。 藤木政務官からは、豪雨災害への前向きな対処だけでなく、富山県で進める園芸振興の取り組みについてもアドバイスを受けた。 参院の国対委員長室も訪ね、元農水大臣の野上浩太郎国対委員長に要請を行った。要請活動には、JA富山中央会の寺崎直樹専務と堀内弘和農業対策部長が同行した。 【2023年08月9日付日本農業新聞掲載】
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2023.08.08APEC食料安保会合 共同声明今年も見送り(日本農業新聞)農水省は7日、日本や米国など21の国・地域でつくるアジア太平洋経済協力会議(APEC)が3日に開いた食料安全保障担当の閣僚級会合の結果を公表した。持続可能な形で食料安全保障を達成する方法について議論したものの、中国やロシアの反対で意見がまとまらず、全会一致での共同声明は出せなかった。声明発出を見送ったのは2年連続となる。 会合は米国・シアトルで開催。日本から出席した藤木眞也農水政務官は、各国が国内資源を有効利用しつつ、自国生産の拡大を進めることが必要と指摘。黒海経由のウクライナ産穀物輸出の合意から離脱したロシアへの非難も表明した。 会合では、世界人口が増え続ける中で食料を安定的に供給するため、環境負荷を減らしながら生産性も向上させていくことが必要不可欠との認識で一致。気候など各国独自の事情を踏まえた政策を促進するといった、食料安保を確保する上で原則となる事項をまとめた文書を策定した。 各国はこの合意を基に共同声明の発出を調整したが、ウクライナ危機が食料安保に及ぼす影響に関する記述を巡ってロシアと中国が反対を表明し、折り合えなかった。 【2023年08月08日付日本農業新聞掲載】
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2023.07.15藤木議員が視察 大雨で大分・福岡へ(日本農業新聞)被災地を視察する藤木議員(14日、大分県中津市で=JA大分中央会提供) 自民党の藤木眞也参院議員は14日、大分と福岡の両県の豪雨被災地を視察した。 この日、藤木参院議員は大分県の中津市や同市耶馬渓町などの被災地を視察した。中津市の小ネギ農家のもとでは「農地維持のため排水対策をお願いしたい」との要望に対し「国としてできることをやっていく」と応えた。 JAおおいたの平間悟理事長やJA大分中央会の壁村雄吉会長も同行。被災農地の復旧や営農再開に向けた支援を求めた。 【2023年07月15日付日本農業新聞掲載】
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2023.07.14自民・藤木眞也氏(参・比例)/「24年問題」 対応急務(日本農業新聞)トラック運転手の労働力不足が懸念される「物流2024年問題」を巡り、「特に都市から遠い産地は重く受け止めなければいけない」と訴える。24年4月の労働規制の強化と同時に、「農産物が運べない状況が発生する」と不安視。輸送手段を変える「モーダルシフト」が有望視されているものの、引受先となる鉄道や船舶の状態が整っていない例が多いと指摘。産地だけではなく、関係業界や行政も巻き込んだ対応が待ったなしだと強調する。 【2023年07月14日付日本農業新聞掲載】
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2023.07.12藤木議員と意見交換 現場の声 国政へ/JAいわてグループ(日本農業新聞)意見を交わす藤木参院議員(11日、盛岡市で) 【岩手】JAいわてグループは11日、盛岡市で藤木眞也参院議員とJA生産者代表者との意見交換会を開いた。県内JAの作物別部会、県青年協・女性協の代表者ら約60人が出席した。 JA岩手県中央会の伊藤清孝会長は「本県農業の生の声を直接、藤木議員に伝える貴重な場だ。岩手県の農業現場の声を国政に反映していただきたい」とあいさつした。 意見交換会では各代表者らが農畜産物への価格転嫁や消費拡大に向けた取り組み強化、農業後継者に対する支援などについて意見を表明し、藤木議員が一人一人にコメントを返した。 藤木議員は「農家の所得を上げていかないと根本的な後継者不足の解決は難しい。また、しっかりと農業予算をつけて政策を進めていくことが農業にとって本当に重要な時期にきた。頂いた意見を精査し、着実に国政に反映させていく」と述べた。 【2023年07月12日付日本農業新聞掲載】
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2023.06.29「改良復旧」の後押しめざす/和歌山・奈良水害 藤木政務官視察(日本農業新聞)土砂崩れが起きたミカン畑の前で生産者らから話を聞く藤木政務官(左から3人目)(28日、和歌山県有田市で) 藤木眞也農水政務官は28日、6月上旬の大雨で被害を受けた和歌山県と奈良県を視察し、産地関係者と意見交換した。近年、災害が激甚化していることを踏まえ、藤木政務官は「(被災農地の復旧に当たり)現状復旧だけでなく、大規模災害に備えた農地にする改良復旧も後押ししたい」との考えを示した。 両県では、特産のミカンや柿の畑で土砂崩れが相次ぐなど、大きな被害に見舞われた。藤木政務官は「農家のやる気に水を差さないように、できるだけ早期の災害復旧を心がけたい」と強調した。 和歌山県では、全国有数のミカン産地を擁するJAありだ管内で、土砂崩れが起きた畑を視察。意見交換会で森田耕司組合長が「生産性の向上につながる改良復旧をお願いしたい」と訴えた。 奈良県では、市町村別で柿の生産量日本一の五條市で関係者らと意見交換。JAならけん西吉野柿部会の田中直樹部会長は「スピードスプレヤーが通る園内道の復旧支援をお願いしたい」と訴えた。 【2023年06月29日付日本農業新聞掲載】
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2023.06.23「高崎生パスタ」を首相に 一村逸品大賞受賞/群馬・JAたかさき(日本農業新聞)岸田首相(右)に高崎生パスタを贈呈した堀米組合長(22日、首相官邸で=JA提供) 群馬県JAたかさきの堀米登組合長らは22日、東京都千代田区の首相官邸を訪ね、岸田文雄首相に日本農業新聞の一村逸品大賞を受賞した「高崎生パスタ」を贈った。国産小麦を使ったパスタをPRし、「国消国産」の推進に理解を求めた。 堀米組合長は、うどん用として育成した同市産小麦「きぬの波」を100%使っていることなどを説明し、パスタを手渡した。パスタはJAと共同で開発した市内の吉田製麺が製造を手がける。 岸田首相は「地域の特長を生かして農業を支えてもらうことが、農業の発展や食料安全保障を支えることにつながる」と語り、取り組みに期待を寄せた。 贈呈後、堀米組合長らは「生産者の励みになる。高崎発で地域の小麦を使った生パスタ文化を広げたい。市内の学校給食での提供も拡大できれば」と話した。この日はJA群馬中央会の田村新衛専務やJAたかさき女性会の中澤幸子会長らも参加。藤木眞也参院議員が同席した。 【2023年06月23日付日本農業新聞掲載】
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2023.05.19早期営農再開へ復旧支援求める/JA石川県中央会能登地震で要請(日本農業新聞)藤木政務官に要請する西沢会長(左)(18日、東京・霞が関の農水省で) JA石川県中央会の西沢耕一会長が18日、東京・霞が関の農水省を訪れ、藤木眞也農水政務官に、同県能登地方で5日に発生した地震を巡る緊急要請を行った。地震の影響で農業関連施設にも被害があったと説明。早期の営農再開や生活再建に向け、生産施設の整備や社会インフラの復旧への支援を求めた。 西沢会長は、被災地域は高齢化が進んでいるとして、「元に戻そうとしても、自分たちだけでは難しい」と指摘し、国の支援が重要と訴えた。西沢会長によると、藤木政務官は「しっかり対応する」と応えた。 要請書では、田植え作業中の震災で、農業施設が損壊する中での田植えのやり直しなど、農家の疲労やストレスの蓄積が心配されていると強調した。農業経営を今後も維持できるよう、①激甚災害の早期指定②被災農業者や農地・農業用施設の復旧支援③生活支援対策──を求めた。 【2023年05月19日付日本農業新聞掲載】
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2023.05.13中小・家族含む経営体の重視を/全中、農水省に基本法で要請(日本農業新聞)野中副大臣(左から3人目)に要請する中家会長(12日、東京・霞が関で) JA全中の中家徹会長らは12日、東京・霞が関の農水省を訪れ、食料・農業・農村基本法見直しについて野中厚副大臣と藤木眞也政務官に要請した。中小・家族経営をはじめとした「多様な経営体」の位置付けなどを要望。野中副大臣は政府が政策の展開方向をまとめる6月に向け「提言を踏まえ準備していきたい」と応じた。 中家会長は「数十年先の農政を占う重要な問題だ」と訴えた。中家会長によると、同省側も多様な経営体の重要性に理解を示したという。要請にはJA全農の菅野幸雄会長、JA共済連の青江伯夫会長、全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)会長でJA全厚連の山野徹会長、農林中央金庫の奥和登理事長、全中の金原壽秀、菅野孝志両副会長と馬場利彦専務も同席した。 【2023年05月13日付日本農業新聞掲載】
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2023.03.30酪農畜産経営 維持へ対応を/道中央会会長要望農水省政務三役に(日本農業新聞)藤木政務官(右)に酪農・畜産への万全な対応を要望した小野寺会長(東京都千代田区で) JA北海道中央会の小野寺俊幸会長は3月下旬、東京都千代田区の農水省で同省の政務三役らに「北海道酪農・畜産危機突破緊急集会決議」を渡し、酪農・畜産生産現場の実態を踏まえた万全な対応などを強く要望した。 緊急集会決議は18日に開いた北海道酪農・畜産危機突破緊急集会で決めた。内容は、畜産経営の安定に関する法律(畜安法)への対応と、酪農畜産経営の維持に向けた対応の2点。 藤木眞也農水政務官は畜安法の検証を行っていく意向を示し、酪農・畜産緊急対策をパッケージで行う旨の発言をした。 小野寺会長はJA全中の中家徹会長にも緊急集会決議を手渡した。酪農畜産に関する全国集会開催など、全国的な運動展開を強く求めた 【2023年03月30日付日本農業新聞掲載】
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2023.03.16国会議員と意見交わす/JA静岡青壮年連盟運営反省研究会(日本農業新聞)国政報告をする藤木参院議員 JA静岡青壮年連盟は10日、静岡市駿河区の県農業会館で2022年度県JA青壮年部運営反省研究会を開いた。関係者約40人が参加した。 同研究会は、一年間の事業結果を総括し、来年度に反映することを目的に開いている。 来年度は、農政対策の強化、災害時の迅速な協力体制の構築、盟友の健康意識向上対策に取り組むことなどを確認した。 この後、農林水産大臣政務官の藤木眞也参院議員が国政報告し、肥料・飼料価格高騰対策や食料安全保障の強化に向けた構造転換対策について説明した。出席者から国政に関する意見や、産地を守るためにはどうすべきかといった質問が出るなど活発な意見交換となった。 同連盟の乗松純一委員長は「盟友には、国政に関心を持ち、自らが声を上げられるよう、積極的に情報収集に努めてほしい」と話した。 【2023年03月16日付日本農業新聞掲載】
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2023.02.23日本産輸入規制EUに撤廃要請/藤木政務官初の外遊で(日本農業新聞)スウェーデンのエリクソン地方政策副大臣(左側手前から3番目)と会談する藤木政務官(右側手前から3番目)(スウェーデン・ストックホルムで=農水省提供) 農水省は、21日まで欧州と中東を外遊していた藤木眞也農水政務官の出張概要を明らかにした。スウェーデンの副大臣との会談では、欧州連合(EU)が東京電力福島第1原子力発電所事故後に設ける日本産食品の輸入規制撤廃を要請。アラブ首長国連邦(UAE)も訪れ、現地で開かれた食品の見本市でトップセールスに臨んだ。 藤木政務官は17日にスウェーデン・ストックホルムを訪問。同国で食品安全を所管する地方政策インフラ省のエリクソン副大臣と会談し、規制の早期撤廃を求めた。EUは原発事故に伴い、現在も福島、宮城など9県産の野生キノコの輸入に日本政府が発行する放射性物質検査の証明書の添付を求めるなどの規制を維持している。 会談では、環境負荷を低減した農業生産の実現についても意見交換し、藤木政務官は消費者の有機農産物への関心を高めることが今後の課題と指摘した。 19日からはUAE・ドバイを訪れ、20日には中東最大規模の食品見本市に参加。日本から出展する「日本畜産物輸出促進協議会」のブースで、和牛の輸出拡大に向けバイヤーら50人余りに魅力を発信した。同国政府の高官とも会談した。 【2023年02月23日付日本農業新聞掲載】
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2023.02.01大寒波被害/指宿市の現場視察/藤木眞也農水政務官 豆類の畑に打撃敬(日本農業新聞)前薗会長(右)から被害状況の説明を聞く藤木政務官(左) 【鹿児島・いぶすき】藤木眞也農水政務官は1月28日、鹿児島県指宿市山川を訪れ、24、25日に同市内を襲った大寒波の被害状況を調査した。被害が深刻なソラマメや実エンドウ、スナップエンドウの畑を1カ所ずつ視察した。 JAいぶすき野菜部会協議会の西山茂会長、前薗義住そらまめ専門部会長、西山昭二えんどう専門部会長から、それぞれ現状を聞き取りした。 指宿市内の豆類は現在、寒波の影響で被害を受けたさやの摘果を余儀なくされている。同市では例年に比べ豆類で50~60%減収し、豆類以外も含めた農作物の被害総額は約16億円を見込むと発表した。 圃場(ほじょう)視察後は意見交換会を開いた。藤木政務官をはじめ農水省や九州農政局、県、市、JA野菜部会協議会役員、JA役職員ら合わせて約50人が集まった。農家やJAからは、収入減少に対する支援や安定生産につながる整備事業への取り組みを望む声が上がった。 藤木政務官は「被害状況は深刻で、想定より回復に時間がかかると感じた。農水省として雪害の状況把握に全力を尽くし、今後の対応を検討していきたい」と話した。 西山茂会長は「7年前の雪害では、面積当たり一律で支援金が給付された。生産資材の高騰も続いているので、少しでも早く支援事業を行ってほしい」要望を伝えた。 【2023年02月01日付日本農業新聞掲載】
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2023.01.28岸田総理に特産品贈呈/熊本・JAやつしろ表敬(日本農業新聞)岸田首相に「晩白柚」を渡す関係者ら 【熊本・やつしろ】JAやつしろは1月中旬、地元首長や4人の地元選出国会議員と共に総理官邸と農水省を訪れ、岸田文雄首相らを表敬した。JAが岸田首相と野村哲郎農相を訪問するのは初めてとなる。首相、農相、藤木眞也農水政務官に「晩白柚」と塩トマト、イチゴを贈呈した。 今回の訪問は地元農産物をPRすることが目的。山住昭二組合長の他、地元選出国会議員や中村博生八代市長、藤本一臣氷川町長も同行した。 世界一大きいかんきつとしてギネス登録されている「晩白柚」は、同月中旬に開かれた品評会で5550グラムのものが出品され、ギネスへの申請を予定していることなどを報告した。岸田首相「生産振興のためにますます頑張ってください」と話した。 【2023年01月28日付日本農業新聞掲載】
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2023.01.10豪雨、高騰対策支援を/筑前あさくら農政連 野村農相に要請(日本農業新聞)藤木政務官(前列左から4人目)に要請書を手渡す草場委員長(同5人目) 【筑前あさくら】筑前あさくら農政連は12月中旬、東京都千代田区で近年の豪雨被害および生産資材の高騰に関する要請を野村哲郎農相に行った。 要請は、朝倉地域が2017年の九州北部豪雨以降も異常気象により連続で甚大な被害を受けていること、国際情勢による生産資材価格の高騰や高止まりなどで農業を取り巻く環境が厳しくなっていることを背景に草場重正委員長ら11人が実施した。 災害の再発を防止する総合的な災害対策および被災地の状況に応じた復旧対策の継続措置、さらに生産資材や飼料の高騰などで離農を余儀なくされる生産者も出てきている中、日本の食料安全保障戦略の観点からも農業者に対して一層の支援を求めた要請書を、藤木眞也農水政務官に手渡した。 【2023年01月10日付日本農業新聞掲載】
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2022.12.29持続可能な農業守る/JA北越後が合同農家組合長会議 藤木農水政務官が講演(日本農業新聞)農政の現状を話す藤木政務官(新潟県聖籠町で) 【北越後】JA北越後は合同農家組合長会議を聖籠町で開き、205人が集まった。農水大臣政務官の藤木眞也参院議員が「直近の農政について」と題して講演。食料安全保障強化の取り組みや、需給調整の重要性、肥料・飼料の高騰対策など各種支援対策について、資料を基に詳しく説明した。 藤木政務官は米どころ新潟の現状に合わせ、麦、大豆への作付け転換など農家所得の増大が見込める事例を紹介。「持続可能な農業経営のため、食料安全保障の強化へ向けてさらに見直しをしていく」と力強く話した。 JAの齋藤松郎会長は「昨年の雪害、今年の豪雨と、いち早く支援対策に尽力いただいた。唯一の専業農家出身の国会議員として、現場最優先で行動されていることが頼もしい」と感謝を述べた。 JA営農販売部の高橋光男部長は2022年産米の集荷実績、肥料の情勢を説明。齋藤松郎会長と佐藤正喜理事長は、下越北地区のJA合併研究会の経過と協議会への移行について報告した。 【2022年12月29日付日本農業新聞掲載】
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2022.12.10食料安保の強化 政務官らに訴え/鹿児島・JAいぶすき農政連総・指宿支部(日本農業新聞)要請書を手渡す福吉総支部長(右から4人目)と受け取る藤木農水政務官 【鹿児島・いぶすき】JAいぶすき農政連総支部と農政連指宿支部は東京都の参院議員会館を訪れ、農畜産物対策を訴える要請書を提出した。福吉秀一農政連総支部長と高崎知一指宿支部長など役員8人が参加した。 野村哲郎事務所の秘書官と、藤木眞也農林水産大臣政務官に、食料安定保障の強化や燃料価格高騰に対する運賃負担の助成、担い手の確保・育成など、8項目をまとめた要請書を提出した。 指宿支部が主体となって、農相や農水政務官に要請書を提出するのは初の試み。農業情勢が厳しさを増す中、農家の経営安定と生産基盤の維持に向け、予算確保や持続可能な農業の政策実現を訴えた。 野村農相や藤木農水政務官と会談した他、東京都中央卸売市場大田市場の関係者と秋冬野菜の販売に向けた協議も行った。 【2022年12月10日付日本農業新聞掲載】
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2022.11.18青年部の声を農政へ/長野・JA松本ハイランド 国会議員と懇談会(日本農業新聞)藤木議員(左)と農政について意見交換をする青年部員(長野県松本市で) 【長野・松本ハイランド】JA松本ハイランド青年部は11月上旬、農水政務官の藤木眞也参院議員を招き、農政懇談会を松本市のJAグリンパルで開いた。青年部員が提出した、急激な円安やウクライナ情勢による生産コスト上昇への対応、食料安全保障などの観点から見た農業振興政策、遊休荒廃地の活用などについて意見を交わした。 部員が「生産コスト・肥料価格の上昇、高止まりが予想される。生産コスト上昇分を販売価格に転嫁するための支援や、仕組みの構築を求めたい」と要望。藤木議員は「今後もセーフティーネットを考えているので有効活用してほしい。これからも関係機関が一丸となって取り組んでいく」と激励し、展望を語った。 濱幾洋青年部長は「全国の農業を知っている藤木議員と、直接意見を交わせたのは貴重な機会。盟友たちがこの懇談会をどう思い、どう感じたのかが大事だ。今後も、青年部として勉強し、より良い農業を続けていくために、地域の課題を見直していく」と意気込みを話した。 【2022年11月18日付日本農業新聞掲載】
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2022.11.13食から日本を考える/農水省・福岡市でイベントきょうまで 青年部や学生討論、マルシェも(日本農業新聞)オープニングイベントに登壇した藤木政務官(左から4人目)、前原委員長(同1人目)、宮崎委員長(同2人目)(12日、福岡市で) 農水省が主催する「食から日本を考える。NIPPON FOOD SHIFT FES.九州」が12日、福岡市のららぽーと福岡で始まった。JA青年部と学生による討論会やマルシェ、ワークショップを通じ、消費者に食や農への理解を促す。13日まで。 オープニングイベントには藤木眞也農水政務官が登壇。物価高騰や食料安全保障に触れ「農家の生産に込めた思いに共感し、国産農産物を手に取ってもらうために、情報発信が重要だ」と語った。 討論会には、鹿児島県農協青壮年組織協議会の前原祐樹委員長と、長崎県農協青年部協議会の宮崎英一委員長が出演。青年部活動や規格外品対応など、学生からの質問に答えた。 前原委員長は「農業は孤立する作業が多いと思われるかもしれないが、青年部で全国の仲間と地域課題を共有することで、やる気が培われる」と説明。宮崎委員長は「我慢が必要なこともあるが、頑張った分成果が出るのが農業の良さ」と語った。 福岡県で製パンを学ぶ学生らは、九州7県で行った農業体験先の農畜産物を集めたマルシェを開いた。考案したサンドイッチレシピと併せてPRした。 同施設内に常設する「シェア畑」は、ラディッシュやレタスをポットに植える種植え体験会を開催。参加した春日市の緒方亮太君(8)は「野菜はキュウリやレタスが好き。上手に種植えできて楽しかった」と話した。 【2022年11月13日付日本農業新聞掲載】
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2022.11.10集落調査継続求める/研究者らが要望書 代替案も不十分(日本農業新聞)藤木政務官(左)と集落調査の廃止方針について意見交換する海老澤名誉教授(9日、東京・霞が関で) 農水省が廃止を提起した「農業集落調査」の継続を目指し、署名活動をしてきた研究者らが9日、同省の藤木眞也農水政務官に署名簿や要望書などを提出した。同省が8日に示した同調査の代替案についても、地域政策を推進していく上で不十分な点が多いとして、調査を従来通り継続するよう訴えた。 署名活動を主宰してきた早稲田大学の海老澤衷名誉教授らが9日、東京・霞が関の同省を訪れ、藤木政務官と面会。調査継続を求める要望書の他、7日までにオンラインで集めた1131筆の署名、同調査を活用した2800件余りの研究実績のリストを手渡した。 同調査では集落の寄り合いの議題・回数、実行組合の有無などを把握する。要望書では、過疎対策や災害時に孤立する可能性のある集落についての政府調査でも集落調査のデータが活用されているとし、廃止は政策への弊害があると指摘した。 面会後に記者団の取材に応じた東京大学大学院農学生命科学研究科の戸石七生准教授は、同省の代替案について言及。「農林業経営体調査」に集落調査での主な質問項目を組み込む同省の案は、JAの末端組織でもある実行組合の有無が調査項目に入っていないなどで「問題点が多い」との認識を示した。 【2022年11月10日付日本農業新聞掲載】
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2022.11.05初期対応へ連携 政務官と知事会談/茨城県内鳥インフル(日本農業新聞)茨城県かすみがうら市での高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜確認を受け、藤木眞也農水政務官は4日、水戸市の茨城県庁で大井川和彦県知事と会談した。国と県が連携して、早急な防疫措置を行うことなどを確認した。 県によると、会談で藤木政務官は「迅速で的確な殺処分と焼埋却を進める必要がある。初動対応が大事なので、国と県で連携して進めていく」との方針を示した。 大井川知事は、発生農場での飼養羽数が約104万羽と大規模であることを踏まえ「県職員中心に対応するが時間がかかる。国からも支援を頂きたい」と話した。県が行う自衛隊の派遣要請について、農水省から防衛省に協力要請を行うよう求めた。 【2022年11月05日付日本農業新聞掲載】
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2022.10.20畜産経営に支援を/群馬県JA連絡協 参院議員と懇談(日本農業新聞)情勢報告会であいさつする唐澤会長(左)(19日、東京・永田町で) 群馬県内のJA組合長らで組織する群馬県JA畜産連絡協議会は19日、東京・永田町の参院議員会館で畜産経営の安定に関する情勢報告会を開いた。山田俊男参院議員と藤木眞也参院議員が参加。飼料高騰など畜産を巡る情勢の報告や意見交換を行った。 協議会からは、JA群馬中央会の唐澤透会長と同協議会会長を務めるJA前橋市の大塚隆夫組合長、JA全農ぐんまの伊藤雅美県本部長が参加。生産組織の代表らも同席した。 報告会で唐澤会長は「資材や原油、飼料の高騰が畜産経営を圧迫している」と指摘し「豚熱も発生しており、生産現場は不安が絶えない」と現場の窮状を訴えた。情勢報告会後、大塚会長は「酪農への積極的な支援や自国での飼料生産に向けた対応について話があった」とした。 協議会は同日、東京・霞が関の農水省を訪れ要請した。生産費の上昇分の価格転嫁に向けた国民理解の醸成や配合飼料価格安定制度の安定的な運用、飼料原料の価格抑制対策を要望。海外からの家畜伝染病の侵入防止に向けた検疫体制の一層の強化なども求めた。 【2022年10月20日付日本農業新聞掲載】
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2022.10.18食料安保予算で要請/福岡県農政連 藤木政務官へ(日本農業新聞)藤木政務官(右から4人目)に要請書を手渡す八尋委員長(左から3人目) 【福岡】福岡県農政連は13日、東京都千代田区で藤木眞也農水政務官へ食料安全保障の予算確保に対する重点要請を行った。生産資材高騰、生産基盤の脆弱(ぜいじゃく)化に加え食料や資源の多くを海外に依存した現状を踏まえ、現場からの声を直接訴えた。 要請内容は、食料安全保障と輸出強化対策と品目別対策の三つの柱からなる。特に、食料安全保障予算全体の拡充、輸入依存穀物などの増産、生産資材の安定供給体制の確立など──の6項目について強く要請した。 八尋義文委員長は「このままでは農業自体が終わってしまう。国の力で何とか対応をお願いしたい」と伝えた。 これに対して藤木政務官は、「緊急経済対策の中で幅広の支援を行い、しっかり対応していきたい」と回答した。 なお、福岡県農政連推薦国会議員にも同様の要請を行った。 【2022年10月18日付日本農業新聞掲載】
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2022.10.18台風被災の爪痕を視察/宮崎県高千穂町に藤木農水政務官(日本農業新聞)上岩戸の被災地を視察する藤木氏 【宮崎・高千穂地区】宮崎県に大きな影響を及ぼした台風14号の被害状況を確認するため、藤木眞也農林水産大臣政務官(参院・全国比例)が12日、被害の大きかった高千穂町を視察した。甲斐宗之町長やJA高千穂地区の佐藤友則組合長、地域住民らと意見交換も行った。 同町では農地や農業用施設900件、林道110件の被害が報告され、総額は33億円に上る。特に大きな打撃を受けた岩戸地区は、24時間雨量が570ミリを超え、土砂崩れや断水が多く発生した。JAの佐藤組合長は「農作物だけでなく家屋や畜舎の被害、田や用水路の決壊など多大な被害が発生した。件数も損害額も多く農家の負担が大きい。支援について最大の検討をお願いしたい」と、農地や施設の復旧、農家への支援を求める要望書を手渡した。 藤木氏は「農地の被害を目の当たりにし、表に出てきていない状況を認識できた。手厚く支援できるよう、県や市町村と連携を取る。まずは激甚災害の指定に向けて努力していく」と話した。 藤木氏は夏の参院選で宮崎県農民連盟が推薦した。 【2022年10月18日付日本農業新聞掲載】
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2022.10.16食料安保強化を JAグループ茨城農政シンポ(日本農業新聞)農政シンポジウムであいさつするJA茨城県中央会の八木岡会長(茨城県土浦市で) 【いばらき】JAグループ茨城は14日、農政シンポジウム「食料安全保障強化に向けた茨城県大会」を土浦市で開催した。藤木眞也参院議員やいばらき自民党県議団、JA役職員ら約200人が参加した。JAグループが一体となった情報発信力の強化と県と連携し消費者に向けた「地産地消」の理解醸成を図るのが狙い。 JA茨城県中央会の八木岡努会長は「肥料や飼料、生産資材の高騰に対しては、生産コストの転嫁など再生産に配慮した適切な価格形成が重要。食料安全保障の強化や地産地消の取り組みは、農業者のみならず県民生活にとっても重要であることを、消費者に理解してもらえるように努力したい」と述べた。 基調講演を行った藤木議員は「県議の方々がそろってJAの行事に出席する県はほとんど見られない。さすが農業産出額全国3位を誇る茨城県」とユーモアを交えて指摘。その上で、「海外から食べ物がどんどん入ってくる時代はそう長くは続かない。その時に耕作放棄地だらけにならないように、担い手が育つように今から皆さんと共に準備をしていきたい」と語った。 シンポジウムは同日、常総市の会場でも行われた他、24日にひたちなか市と鉾田市で開かれる。4会場には県内17JAの役職員計約900人が参加する。 【2022年10月16日付日本農業新聞掲載】
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2022.10.14農地復旧と改良求める/藤木農水政務官に静岡・台風被害農家(日本農業新聞)イチジク農家から被災状況を聞き取る藤木政務官(右)(13日、静岡市で) 藤木眞也農水政務官は13日、台風15号の大雨で被災した静岡市清水区のハウスや茶工場などを視察した。地元のJAしみずや被災した農家は、農地について現状復旧だけではなく、作業性が良くなる改良ができるよう支援を求めた。藤木政務官は現状維持の復旧が基本としつつ、「改良復旧ができるように頑張りたい」と応えた。 JA青壮年部副部長の古澤重則さん(29)は、中山間地に位置するミカン畑が50アールほど崩壊。「災害をきっかけに作業しやすい園地に整備し直したいと考えている意欲ある農家を支援してほしい」と訴えた。 同区では、イチジクのハウスが浸水した園地や土砂が流入した茶工場などを視察。農家やJAからは災害の早期復旧や機械の買い替え支援を求める声も上がった。藤木政務官は「営農意欲の減退にならないよう支援したい」と話した。 【2022年10月14日付日本農業新聞掲載】
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2022.09.29G20農相会合 共同声明合意ならず(日本農業新聞)日米欧など20カ国・地域(G20)は28日、農相会合を開いた。ロシアのウクライナ侵攻を踏まえ世界の食料安全保障の確保について議論したが、会合にはロシアも参加していることなどから全会一致での共同声明には合意できなかった。藤木眞也農水政務官は、ロシアのウクライナ侵攻を非難し、持続可能な農業の重要性を訴えた。 会合はインドネシア・バリで開かれ、藤木政務官はオンラインで参加。議長国のインドネシアは、近日中に議長総括を公表する見通し。藤木政務官は、ロシアの侵攻は国際法違反であり、食料安保に悪影響を及ぼすと非難。多くの参加国もロシアへの非難の声を上げた。 藤木政務官はまた、世界人口の増加を踏まえた食料の増産と、気候変動に配慮した環境負荷を低減した農業生産を両立する必要があると強調。各国が農業資源を持続的に活用していくことが、食料安保の強化につながると指摘し、ドローンなどスマート農業技術の活用が重要な要素になると訴えた。 日本側は当初、野中厚農水副大臣が現地に赴いて参加する予定だったが、新型コロナウイルス感染症への感染が確認されたため、急遽、藤木政務官がオンラインで出席した。 【2022年9月29日付日本農業新聞掲載】
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2022.09.23藤木政務官が被災地へ/福井県石川県 営農継続の支援表明(日本農業新聞)8月の大雨による被災地を視察する藤木政務官(右)(22日、福井県勝山市で) 【ふくい】藤木眞也農水大臣政務官は22日、8月の記録的な大雨で被害を受けた福井県と石川県を視察し、JAの代表者らと意見交換した。視察後に藤木政務官は、「想像以上の被害の大きさに改めて驚いた。早い段階での激甚災害の指定と、来年の作付けに間に合うようスムーズな災害復旧に取り組みたい」と営農継続を支える考えを示した。 一行は、川の氾濫で水田に土砂が流入するなど被害が甚大だった福井県南越前町の鹿蒜地区と勝山市野向町、浸水で機械が損壊した石川県のJA小松市の中海カントリーの3カ所を視察した。 勝山市では水上実喜夫市長や川合規史北陸農政局長らが被災状況を説明。滝波川からの用水取水口が損壊した様子や仮設ポンプの設置状況などを視察した。視察後は福井県農業会館でJAや県と意見交換した。藤木政務官は「勝山市、南越前町は積雪が多く、復旧は2年、3年と難航するかもしれないが、省として地元の意見を尊重しながらお手伝いしたい」とあいさつした。 櫻本宏県副知事は「農家によっては営農を断念せざるを得ないとの声もあり、将来の耕作放棄につながらないようJAグループと一体となって対策に取り組みたい」と述べた他、激甚災害に指定し、速やかに工事できるよう要望した。JA福井県の北島友嗣理事は「福井は水稲中心の県。次年度以降も作付けできるよう一刻も早い復旧をお願いしたい」と求めた。 県やJAによると、8月の大雨で、農作物や農業用機械などに約1億3600万円、農地や農道、用排水路などの農業用施設に約62億円の被害が発生している。 【2022年9月23日付日本農業新聞掲載】
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2022.09.01大雨復旧へ支援要請 農相に、北陸4県JAグループ(日本農業新聞)野村農相(中)と藤木政務官(右)に要請する伊藤本部長(31日、東京・霞が関の農水省で) 北陸4県のJAグループでつくる北陸四県農協農政対策本部は31日、東京・霞が関で野村哲郎農相らに、北陸で8月上旬に発生した大雨による農業被害の復旧と営農継続への支援を要請した。農業インフラ・農地の早期復旧や、被災した農業者の農機・施設の復旧にかかる費用負担の軽減などを求めた。 同対策本部の伊藤能徳本部長(JA新潟中央会会長)が野村農相に要請書を手渡した。具体策として①水利施設や農道といった農業インフラや農地などの早期復旧②農業経営の再開・維持へ農機や施設の復旧に必要な経費の負担軽減③収穫不能、収量減少や品質低下による減収に対し、営農継続が可能となる支援――を求めた。 野村農相は、農業インフラの整備について「9月初めに激甚(災害の)指定を受ければ(国の補助率が引き上げられ)、救済できる」と述べた。要請には、藤木眞也農水政務官も同席した。 要請後、伊藤本部長は被災が離農にもつながりかねないとして「(農地などの復旧は)時間との競争だ。来年の春作に間に合うよう(支援を)お願いした」と述べた。野村農相と藤木政務官は復旧に最優先で取り組む考えを示したという。 【2022年9月1日付日本農業新聞掲載】
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2022.08.18豪雨被災地を訪問 藤木政務官が山形・置賜で(日本農業新聞)生産者から被災状況を聞く藤木政務官(右)(17日、山形県飯豊町で) 【山形おきたま】藤木眞也農水政務官は17日、3、4日にかけて豪雨被害を受けたJA山形おきたま管内の水田やアスパラガスの圃場(ほじょう)などを訪れ、生産者から現場の生の声を聞いた。 豪雨被害は、JA管内の各地で冠水や浸水、土砂流入などが発生した。JAが調査した被害状況は12日現在、水稲で2600ヘクタール、大豆で230ヘクタール、枝豆で86ヘクタールなどで、多くの主要作物が甚大な被害を受けた。 JAの若林英毅組合長らが藤木政務官に置賜白川の氾濫で土砂が流入した飯豊町のアスパラガス団地や水田、長時間浸水したエダマメ圃場など、特に大きな被害を受けた農地の被害状況を説明した。 JAの若林組合長は「今後は病虫害の発生リスクが高まる状況であり、生産者が安心して営農活動に戻れるよう努めていきたい」と話した。 藤木政務官は生産者に被災状況や共済などの支援環境などを聞き「力になれるよう、頑張っていきたい」と述べた。 アスパラガス生産者の鈴木茂雄さんは「いち早く現状復帰して、これからも営農活動を頑張っていきたい。ぜひ協力をお願いしたい」と要請した。 【2022年8月18日付日本農業新聞掲載】
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2022.08.13農水副大臣に勝俣氏、野中氏(日本農業新聞)政府は12日の臨時閣議で、岸田文雄内閣の副大臣・政務官人事を決めた。農水副大臣に自民党の勝俣孝明氏(衆・静岡)、野中厚氏(衆・比例)を充てる。農水政務官には公明党の角田秀穂氏(衆・比例)、自民党の藤木眞也氏(参・比例)を起用する。 勝俣氏は地方銀行勤務を経て国政入りし、同党の水産部会副部会長などを務めた。 野中氏は埼玉県議を経て国政入り。自民党で農業基本政策検討委員会事務局次長などを歴任し、農水政務官も務めた。 角田氏は千葉県の船橋市議を経て国政入り。党国会対策副委員長などを務めた。藤木氏は2度目の政務官就任。全国農協青年組織協議会(JA全青協)会長などを経て国政入りし、党農林部会副部会長などを歴任した。 【副大臣】 デジタル兼内閣府=大串正樹(衆、無派閥)▽復興=小島敏文(衆、岸田派)、竹谷とし子(参、公明)▽内閣府=藤丸敏(衆、岸田派)、星野剛士(衆、無派閥)、和田義明(衆、安倍派)▽総務=尾身朝子(衆、安倍派)、柘植芳文(参、無派閥)▽法務=門山宏哲(衆、無派閥)▽外務=武井俊輔(衆、岸田派)、山田賢司(衆、麻生派)▽財務=井上貴博(衆、麻生派)、秋野公造(参、公明)▽文部科学=井出庸生(衆、麻生派)、簗和生(衆、安倍派)▽厚生労働=羽生田俊(参、安倍派)▽厚労兼内閣府=伊佐進一(衆、公明)▽経済産業兼内閣府=中谷真一(衆、茂木派)、太田房江(参、安倍派)▽国土交通=豊田俊郎(参、麻生派)▽国交兼内閣府兼復興=石井浩郎(参、茂木派)▽環境=山田美樹(衆、安倍派)▽環境兼内閣府=小林茂樹(衆、二階派)▽防衛兼内閣府=井野俊郎(衆、茂木派) 【政務官】 デジタル兼内閣府=尾崎正直(衆、二階派)▽内閣府=鈴木英敬(衆、安倍派)、自見英子(参、二階派)▽内閣府兼復興=中野英幸(衆、二階派)▽総務=国光文乃(衆、岸田派)、杉田水脈(衆、安倍派)、中川貴元(衆、麻生派)▽法務=高見康裕(衆、茂木派)▽外務=秋本真利(衆、無派閥)、高木啓(衆、安倍派)、吉川有美(参、安倍派)▽財務=金子俊平(衆、岸田派)、宮本周司(参、安倍派)▽文部科学=伊藤孝江(参、公明)▽文科兼復興=山本左近(衆、麻生派)▽厚生労働=畦元将吾(衆、岸田派)▽厚労兼内閣府=本田顕子(参、無派閥)▽経済産業兼内閣府=長峯誠(参、安倍派)▽経産兼内閣府兼復興=里見隆治(参、公明)▽国土交通=古川康(衆、茂木派)、清水真人(参、二階派)▽国交兼内閣府兼復興=西田昭二(衆、岸田派)▽環境=国定勇人(衆、二階派)▽環境兼内閣府=柳本顕(衆、麻生派)▽防衛=小野田紀美(参、茂木派)▽防衛兼内閣府=木村次郎(衆、安倍派) ■農水副大臣 勝俣孝明氏(かつまた・たかあき)慶大院卒。党水産部会副部会長、環境政務官。静岡6区、衆院当選4回、46歳(自民) 野中厚氏(のなか・あつし)慶大卒。党農業基本政策検討委員会事務局次長、党農林部会長代理、農水政務官。比例、衆院当選4回、45歳(自民) ■農水政務官 角田秀穂氏(つのだ・ひでお)創価大卒。党国会対策副委員長。党財政・金融部会長。比例、衆院当選2回。61歳(公明) 藤木眞也氏(ふじき・しんや)熊本農高卒。党農林副部会長、党農林部会畜産酪農対策委員会事務局長、農水政務官。比例、参院当選2回。55歳(自民) 【2022年8月13日付日本農業新聞掲載】
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2022.08.12豪雨復旧へ支援策を/全青協 自民山田氏、藤木氏に要請(日本農業新聞)藤木氏(中)に要請する佐藤会長(右から2人目)ら(東京都千代田区で=JA全中提供) 全国農協青年組織協議会(JA全青協)は10日、各地で相次ぐ豪雨への対応について与党国会議員に要請した。佐藤崇史会長が青年部員らの農業被害の状況を説明。被災した農業施設の復旧などへの支援や治水対策の確立を求めた。 東京都内で自民党の山田俊男氏と藤木眞也氏をそれぞれ訪ね、要請書を手渡した。全青協からは佐藤会長と稲村政崇副会長、田中圭介参与、柿嶌洋一参与が参加した。 農業施設や農地の復旧、被災した農業者の資金調達、病害虫防除のかかり増し費用などに支援を求めた。繰り返す水害に対し、治水対策の確立や災害に強い生産基盤づくりも必要だとした。 佐藤会長らは、青年部員らが収穫前の作物の浸水や水田ののり面崩落などの被害を受けたと報告。資材高騰などで経営環境が厳しい中、被災で営農継続に支障が出ることに懸念を示した。 山田、藤木両氏は、必要な支援の実行に向け被害状況を早期に把握したい考えを示したという。 【2022年8月12日付日本農業新聞掲載】
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2022.08.06新潟の豪雨被災地、自民・藤木氏視察 JA胎内市管内(日本農業新聞)被害状況の報告を受ける藤木氏(左から2人目)(5日、新潟県胎内市で) 自民党の藤木眞也参院議員は5日、集中豪雨の被害を受けた新潟県のJA胎内市管内を訪れた。被災地の状況を視察し、JA役職員や住民を激励した。視察先の集落は被害が大きく、山からの土砂崩れで水田が埋まり、出穂が始まったばかりの水稲に被害が出ている。 藤木氏は、視察先で「1、2週間をめどに被害状況をまとめたい。激甚災害の指定も視野に入れて対応したい」と話した。 JAにも訪れ、被害状況の報告を受けた。齋藤和信組合長は「JA周辺でも、1時間で80ミリの雨が降った。中山間地域では120ミリにも到達し、被害が広がっている」などと説明した。 【2022年8月6日付日本農業新聞掲載】
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2022.08.04参院選後初 臨時国会/食料安保に意欲/当選議員が初登院(日本農業新聞)藤木氏 参院選後初となる臨時国会が3日、召集された。選挙戦を勝ち抜いた与野党議員が初登院し、決意を新たにした。農政経験が豊富な議員らは、食料安全保障への対応に意欲を示した。新人らは農業後継者の確保や有機農業の推進などを農政課題に挙げ、国政の場で力を尽くすことを誓った。/ 全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)の推薦を受け、比例代表で再選を果たした自民党の藤木眞也氏は「食料安全保障の確立をしっかり前進させる」と意気込んだ。 食料安保政策について、藤木氏は「喫緊の課題、中長期的な課題を整理して議論し、できるだけ農家の負担を軽減する努力をしていく」と語った。生産資材高騰の中での農業経営の安定に向け、当初、補正両予算の拡充や食料安保を巡る国民負担への理解を広げる重要性も強調した。 米どころ、新潟選挙区で初当選した自民党の小林一大氏は、議員バッジを胸に「51万票を超える支持を受け止め、この重みを仕事に生かしていきたい」と表明した。 小林氏の地元では「米価が落ち込んで大変な状況の中、肥料や飼料が高騰し、現場を苦しめている」とし、「(農家の)皆さんに寄り添いながら、対応できるよう頑張っていきたい」と決意。人口減少など「地方の課題を一つ一つ解決していく」とも強調した。 比例代表で当選した公明党の上田勇氏は、2017年衆院選での落選から5年ぶりの国政復帰に笑顔を見せた。党農林水産部会長の経験も踏まえ、農業政策は「大きな転換点だ」と訴えた。 資材高騰を巡り、飼料や肥料での海外依存の現状に、上田氏は「きちんと見直す必要がある」と指摘。飼料については、国内での増産を推進すると同時に、飼料穀物の調達先国を分散させるなど「戦略立てをやっていかなければならない」との考えを示した。/ 参院選で野党が苦戦する中、自民党候補を圧倒した立憲民主党の田名部匡代氏は「食料安全保障のために担い手をしっかり育てていくのが今後10年、重要な政策課題だ」と訴えた。 同党の政策に関し、田名部氏は「戸別所得補償制度を訴えてきた。他国のように直接支払制度をしっかり構築し、安定的な制度を作るべきだ」と強調。党勢の立て直しへ「しっかり総括した上で、厳しいときこそ支え合う、補い合うのが大事」だと力を込めた。 民主党政権時に農相を務めた郡司彰氏の後継として、茨城選挙区から初当選を果たした無所属の堂込麻紀子氏は「生産者の皆さんの思いを国政に届ける役割を果たしたい。皆さんと意見交換をしながら進めていきたい」と決意を述べた。 堂込氏は、農業が盛んな地元・茨城でも「後継者不足」が大きな課題だと指摘。「農業により関心を持ってもらい、末永く従事できるよう取り組みたい」と意気込んだ。 比例で初当選した参政党の神谷宗幣氏は、そろいのオレンジ色の服を着た党員に出迎えられながら登院した。重点政策に「農薬や肥料、化学薬品を使わない農業」を掲げる同党。神谷氏は「1次産業のバックアップを具体的に提案したい」と力を込めた。 立民議員らが主導する有機農産物などの学校給食への利用を進める「ローカルフード法」制定へ、神谷氏は「協力して 一緒に提案し、地域に貢献できれば」と意欲を示した。 【2022年8月4日付日本農業新聞掲載】
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2022.07.23資材高苦境 国に訴え 各県選出議員らへ支援要請(日本農業新聞)藤木議員(右から2人目)と大家議員(同3人目)に要請書を手渡す乗富会長(左)ら代表団 JAグループ福岡と福岡県農政連は21、22の両日、東京都内で福岡県農政連推薦議員に対して生産資材高騰対策などに関する緊急要請を行った。生産資材価格の高騰・高止まりで、営農継続が危ぶまれるほどの甚大な影響を受けており、肥料・飼料の高騰対策や地方創生臨時交付金など地方公共団体の支援の3項目について要請した。 特に、肥料価格高騰対策については、農業者の営農継続・経営安定につながるよう、緊急対策と合わせ、万全な肥料価格高騰影響緩和対策の仕組みを創設することを求めた。 JA福岡中央会の乗富幸雄会長は「肥料高騰は緊急事態である。早急に対応願いたい」と要請した。 要請は福岡県農政連推薦の国会議員10人に対して行った。 本人対応議員は鬼木誠(衆院)、宮内秀樹(同)、藤丸敏(同)、大家敏志(参院)、藤木眞也(同)の各氏。 【2022年7月23日付日本農業新聞掲載】
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2022.07.23コスト上昇の「7割」補填を 肥料高騰、恒常対策求む意見 自民農林合同会議(日本農業新聞)自民党は22日、農林合同会議を開き、生産資材高騰対策について議論し、政府が検討中の肥料対策を巡り、コスト上昇分の7割を確実に補填(ほてん)するよう求める声が続出した。要件となる化学肥料の2割低減をした後の残り8割に対する7割の補填では、支援が目減りするためだ。影響の長期化を見据え、「恒常的な対策」を求める意見も出た。 政府は、肥料コスト上昇分の7割を補填する「支援金」を新設する方針で、来週にも5.5兆円の予備費から財源の支出を決める。化学肥料の2割低減を要件とする方向だ。参考とした2008年に講じた対策ではコスト上昇分の全てではなく、肥料使用量を2割減らした後の残りコスト上昇分に補填した。 これを踏まえ、東国幹氏は「(08年と同様の仕組みでは)7割の支援にはならない」と指摘。岸田文雄首相がコスト上昇分の7割補填を表明しているとして、「結果として7割の支援を」と訴えた。 会合では「(生産現場は)7割だという頭が非常に強い」(藤木眞也氏)、「7割と実感できるようにすることが緊急対策だ」(中川郁子氏)など、同様の意見が相次いだ。 支援金はあくまで緊急的な対策だとして、「恒常的な対策は早急に検討するというメッセージは出さないといけない」(葉梨康弘氏)などと訴える声も上がった。 江藤拓総合農林政策調査会長は「今回は緊急事態」だとし、早急に支援を講じる考えを強調。制度設計に当たり、化学肥料低減の要件が過度に農家の負担とならないよう配慮する考えも示した。 会議ではJAグループが高騰対策を要請。JA全中の中家徹会長は、支援金の化学肥料2割低減を巡り、農水省の「みどりの食料システム戦略」で8年後の目標に掲げているとし、「非常にハードルが高い」と訴え、柔軟な対応を求めた。 【2022年7月23日付日本農業新聞掲載】
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2022.07.16資材高騰対策 藤木氏に要請 /宮崎県農民連盟(日本農業新聞)藤木氏(左)に要請書を手渡す福良委員長(15日、宮崎市で) 宮崎県農民連盟(福良公一委員長)は15日、宮崎市で開かれた委員会に出席した藤木眞也参院議員に対し、農業生産資材などの価格高騰対策と所得確保に向けた緊急要請を行った。 要請内容は①燃油・肥料・飼料の価格高騰と農業用施設建設費用高騰への緊急対策の実施②再生産可能な所得を確保できる「経営所得安定対策制度」の創設──など。具体的には、施設園芸等燃油価格高騰対策の2023年度以降の事業継続、肥料のセーフティネットの早急な創設、配合飼料価格安定制度の拡充と十分な財源確保などを求めた。 藤木氏は「生産資材高騰対策は喫緊の課題。再生産可能な価格で販売される取り組みなど食料安全保障の確立に向け全力で取り組む」と決意を述べた。 【2022年7月16日付日本農業新聞掲載】
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2022.07.11藤木氏「課題解決に尽力」(日本農業新聞)当選確実となり、支持者を前に決意を述べる藤木氏(10日午後8時25分、熊本市で) 参院選比例代表で、全国農政連が推薦する藤木眞也氏(自・現)が2回目の当選を果たした。地元・熊本のJA熊本経済連ホールにはJA関係者約120人が集まった。午後8時10分に当選確実の一報がテレビで流れると大きな歓声と拍手に包まれた。 藤木氏は「選挙戦では全国の農家から悲痛の叫びを耳にした。皆さまの課題解決に尽力していく。生涯一百姓として国会の中で仕事を頑張りたい」と意気込みを述べた。 藤木氏は同県嘉島町などで水田8ヘクタール、肉牛800頭の経営をする農家の出身。選挙期間中は農家の声を聞くことを最優先に、妻の陽子さんと2人で全国42都道府県を遊説した。JAを基点として、食料安全保障や農家の所得向上の必要性を訴えた。 関係者は「藤木氏は農家の苦しさを知っているので、青壮年部や女性部などに共感が広がった」と話す。 駆け付けた全国農政連の宮本隆幸副会長は「農家の声のバトンを藤木氏に任せたい」と期待を示した。/ 全国農政連の山野徹会長は「藤木氏の当選をうれしく思う。厳しい暑さの中、食料安全保障の強化を訴えながら全国を回った。円安やウクライナ危機による資材高などで苦しむ農家の現状を聞き、前回以上に大きな期待を寄せられたと聞く」と語った。その上で「1期目に培った農政の手腕を発揮して、しっかりと農家の負託に応えてほしい」と述べた。/ 東京・大手町ではJA関係者らが開票速報を見守った。JA全中の中家徹会長は「肥料高騰など農政課題が山積しており、2期目に大いに期待している。食料安全保障を前面に出して頑張ってほしい」と再選を祝った。 【2022年7月11日付日本農業新聞掲載】
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2022.06.15新しょうが 首相にPR JAわかやま(日本農業新聞)岸田首相(右から2人目)に「新しょうが」を渡す坂東組合長(左から3人目)(14日、首相官邸で) 和歌山県のJAわかやまは14日、「生姜(しょうが)の日」の15日を前に、岸田文雄首相を表敬訪問し、全国2位の生産量を誇る「新しょうが」をPRした。初の試みで、2年前から計画していたが新型コロナウイルス禍でかなわず、3年目で実現した。 坂東紀好組合長と黒川秀之常務、JA新しょうが生産販売連絡協議会の有井雅裕会長、山本修也副会長が参加。自民党の藤木眞也参院議員も同席した。 坂東組合長は「品質の良さは生産者の努力の結晶。お届けできたことは大きな励みになる」と述べ、生姜の日の由来や産地を紹介。有井会長は「全国レベルでPRしていきたい」と思いを伝えた。 本年産は色つや良く肥大も良好。出荷本番を迎えた「新しょうが」とオリジナル加工品「わかやまジンジャーエール」の籠盛りを受け取った岸田首相は「爽やかな辛味と香り。これからの季節にちょうど良い。しっかりアピールして、地域のブランド化と発展につないでほしい」と期待を寄せた。ジンジャーエールを試飲し、甘酢漬けも試食した。(わかやま) 【2022年6月15日付日本農業新聞掲載】
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2022.06.06[参院選2022]農政連 試される結集力 推薦候補に藤木氏(日本農業新聞)農家代表からの質問に答える藤木議員(左) JAグループの農政運動組織が、夏の参院選に組織内候補として自民党から比例代表に出馬する藤木眞也氏の支持拡大に力を入れている。比例代表は業界団体の政治力や結集力が試される。だが、新型コロナウイルス禍の影響や、各業界の組織内候補との競り合いで苦戦も予想され、JAグループ内の危機感は高まっている。 「農業経営が持続可能なものでなければ食料安全保障は成り立たない」。5月下旬、東海地方での農政集会で、藤木氏はそう訴えた。2期目を目指す藤木氏を、全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)は2020年11月に早々と推薦候補者に決定。藤木氏は連日のように各県のJAや農政集会を回り、食料安保の強化に向けた農業政策の再構築の重要性を訴えている。 比例代表は、選挙の集票力を通じて業界団体の組織力や政治への影響力を測る「物差し」と言われる。同じ組織内候補で元JA全中専務の山田俊男氏が07年に初当選した際は、党内2位の45万票を集め、集票力を示した。 ただ、13年の山田氏、16年の藤木氏と徐々に得票数が減少し、19年の山田氏は21万票余り。第2次安倍政権以降の農協改革や環太平洋連携協定(TPP)などで農家の不安や不満を呼んだことが影響したとみられるが、「農業団体の政治力低下」という見方も広がった。 “選挙離れ”に危機感 自民党農林幹部は「これだけ食料安保が叫ばれている今、農業団体の結集力は注目されている」と強調する。参院選後は経済対策や補正予算で、高騰する肥料、配合飼料などへの対応策の検討が本格化する。 一方、参院選への農政連関係者の危機感は強い。支持者拡大の基礎となる後援会の名簿集めの遅れなどが要因とみられる。コロナ禍で、全国行脚で対面する期間も限られた。農協改革や貿易自由化の動きが落ち着くなど「改革が一服して『もう安心』という感覚で“選挙離れ”しているのではないか」(ある県の農政運動組織幹部)との危機感もにじむ。 藤木氏は、JAや農政組織との意見交換でオンラインを駆使。交流サイト(SNS)などでの発信力が各候補の浮沈を左右する選挙戦となる中、藤木氏もLINEや動画投稿サイト「ユーチューブ」による情報発信に力を入れ、専用の政策動画番組も始める。全国農政連関係者は「SNSの効果は未知数だが、農政、食料安保への関心を強めることが支持拡大になる」と話す。 【2022年6月6日付日本農業新聞掲載】
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2022.05.31肥料高騰で緊急要請/JAグループ滋賀滋賀県農政連盟 実効性ある対応を(日本農業新聞)国会議員に要請書を手渡す県中央会・農政連盟の役員 【滋賀】JAグループ滋賀と滋賀県農政連盟は29日、小寺裕雄衆院議員、小鑓隆史参院議員、藤木眞也参院議員に対して肥料価格の急激な高騰への対策などを求めて緊急要請を行った。 現在、与党内で検討が進められている「肥料の急激な価格高騰に対する影響緩和対策の仕組みの創設」に関して①十分な予算規模の制度とすること②制度を迅速に創設するとともに農業者に早期に告知すること③農業者の事務負担が過大とならないよう簡素な仕組みにすること──の3項目を要請。 この他、①肥料価格の急激な高騰等に対応した適切な価格転嫁の実施に向けた農水省による監視の強化および消費者への理解促進②再生産可能な米価水準の維持に向け需要に応じた生産の推進キャラバンの一層の強化──などの対策を講じることも併せて要請した。 農政連盟の野田藤雄会長、JA滋賀中央会の深尾善夫専務ら出席者は、米価が低水準で推移している中で、史上かつてない水準まで肥料価格が高騰する懸念があるとして、再生産可能な農業経営のための実効性のある対応が早急に講じられるよう強く求めた。 議員からは、喫緊の課題として政府・与党に対してしっかりと働きかけるとの回答があった。 【2022年5月31日付日本農業新聞掲載】
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2022.05.31活力創造本部改組へ/首相 食料安保強化を検討(日本農業新聞)岸田文雄首相は30日の参院予算委員会で、食料安全保障の強化に向け、政府の「農林水産業・地域の活力創造本部」を改組する考えを示した。改組した組織で「食料安保の強化についてもしっかりと検討し、政府一体となって取り組んでいきたい」と述べた。食料安保を巡って政府に対策本部の設置を求めた自民党の提言を踏まえたとみられる。同党の藤木眞也氏への答弁。 同本部は安倍晋三政権時の2013年に設置した。首相を本部長とし、官房長官と農相が副本部長、関係閣僚が本部員に名を連ね、農業の成長産業化に向けて、担い手への農地集積や農産物輸出、6次産業化の推進といった議論を主導してきた。 岸田首相は「名称はともかく、ぜひこの組織を改組する」と述べた。同本部は昨年末、「農林水産業・地域の活力創造プラン」を改訂し、スマート農業の推進といった成長産業化を重視する方針を示していた。改組に伴い、食料安保に従来以上に重きを置く考えを示した格好だ。 首相は、近くまとめる経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)で「食料安全保障の強化に向けた考え方をしっかり示す」とも強調した。「将来にわたる食料の安定供給の確保に必要な政策」の具体化に意欲を示した。 【2022年5月31日付日本農業新聞掲載】
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2022.05.31肥料対策 手続き「配慮」/農相 事務軽減へ検討/参院予算委(日本農業新聞)参院予算委で答弁する岸田首相(手前)(30日、国会内で) 金子原二郎農相は30日の参院予算委員会で、肥料価格高騰の影響緩和策について「事務手続きの観点からも配慮しながら、どのような政策が必要か検討を進めていきたい」との考えを示した。肥料は飼料や燃油などに比べ、使用農家やメーカーの数が多いことなどを踏まえ、対策実施に伴う事務負担を最小限とするよう求めた自民党の藤木眞也氏への答弁。 肥料原料を巡っては、中国が国内供給優先に転じる中、輸出国のロシアもウクライナ情勢で供給が不安定化するなどで、6~10月が対象の秋肥価格は大幅値上げが不可避な情勢にある。こうした中、自民党は食料安全保障の強化に向けた提言で、値上げの影響を緩和する仕組みの創設を政府に求めている。 農相は「6月以降の肥料の価格の動向が農業経営に与える影響について十分注視し」、高騰対策を検討するとした。土壌診断に基づき施肥量を低減するなど「農家の皆さんの努力も必要だ」とも述べた他、堆肥など国内資源の活用促進の必要性も指摘した。 政府が価格高騰時の補填(ほてん)対策を講じている飼料や施設園芸向けの燃油に比べ、肥料は支援対象となる農家数が多いことなどから、対策の具体化では、いかに事務負担を抑えるかを課題に指摘する声がある。 鈴木俊一財務相は、食料安保の強化に必要な政府予算の確保を巡り、「既存事業の合理化も含めて施策を一つ一つ精査し、所要額を積み上げていくことが必要」と指摘。「日本の食料供給の将来を見据えてどのような施策が必要か、農水省としっかり議論していきたい」と述べた。藤木氏への答弁。 岸田文雄首相は、全てを競争や市場に任せずに、官民が連携し社会課題に取り組むことが「新しい資本主義」の基本的な考えだと説明。「食料安全保障、農林水産業の発展も、そうした考え方に基づいてしっかりと取り組んでいきたい」と述べた。藤木氏への答弁。 【2022年5月31日付日本農業新聞掲載】
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2022.05.24参院・藤木氏 再選へ全力/熊本市で総決起集会(日本農業新聞)決起大会で頑張ろう三唱する参加者 【くまもと】夏の参院選比例区に、自民党公認で立候補を予定している現職の藤木眞也氏(55)の総決起集会が22日、熊本市で開かれた。JAや地元熊本の後援会の関係者ら約1100人が参加。議席獲得のために、支持拡大に全力を尽くすことを確認した。 藤木氏は、全国農協青年組織協議会会長やJAかみましきの組合長などを経て、2016年の参院選比例区で初当選した。 農水大臣政務官などを務め、今回2期目を目指す。全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)が推薦、熊本県農業者政治連盟(県農政連)が公認している。 決起集会では、県農政連の宮本隆幸委員長が「参院選は食料の戦いになる。これはわれわれの戦い」と呼びかけた。 全国農政連の山野徹会長は「最も農業・農村を知っている議員。全国のJA、農家からの評価・期待が高い」と、藤木氏の実績を強調した。 藤木氏は「世界の穀物相場が上昇し、食の関心が高まっているのを追い風と捉え、再生産が維持できる仕組み、手取りが確保できる農政をつくっていきたい。農業の転換期を迎える大事な選挙だと理解してほしい」と訴えた。 【2022年5月24日付日本農業新聞掲載】
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2022.05.17飼料高騰 支援を 香川県農業経営者協、JA中央会など10団体/藤木眞也議員に要請(日本農業新聞)要請書を手渡す金江部会長(右)と赤松部会長(中)(高松市で) 【香川】香川県農業経営者協議会、JA香川中央会など10団体は5月上旬、高松市で藤木眞也参院議員に「コロナ禍におけるウクライナ情勢及び円安による畜産業への影響と支援」を要請した。同協議会の金江信宏養鶏部会長と赤松省一畜産部会長らが、畜産農家が直面している深刻な状況を訴えた。 畜産業は新型コロナウイルス感染症の影響や、円安を背景とした配合飼料の高騰などにより厳しい経営状況になっている。 要請では、価格が高騰している配合飼料のセーフティーネット基金の積み増しや、同基金だけでは補えない損失に対応するなど「実情に応じた、再生産を可能とする支援策」を求めた。 金江部会長は「伝わりにくい農家の声を国に届けてほしい」と話した。 藤木議員は「しわ寄せが生産者に来ている状況を少しずつでも変えていきたい」と意気込んだ。 【2022年5月17日付日本農業新聞掲載】
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2022.05.13藤木氏躍進へ400人結集確認/国政報告会(日本農業新聞)食料安全保障の強化に向けた決意を語る藤木氏(12日、東京都内で) 全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)が推薦し、今夏の参院選比例区に出馬する自民党の藤木眞也参院議員の国政報告会が12日、東京都内のホテルで開かれた。JAグループ役職員らがオンラインも含めて約400人参加。藤木氏の躍進へ結集することを確認した。 藤木氏は「農業は生命産業であり、食料安全保障が重要であることをずっと訴えてきた」と強調。今後の食料安保政策の強化を巡り、生産資材価格の高騰や米価下落への対策、家族農業の維持に力を入れる考えを示した。 報告会は藤木氏の後援会が主催。後援会会長の山野徹全国農政連会長は、藤木氏の今後の活躍に期待を寄せた。JA全中の中家徹会長、自民党の森山裕総務会長代行、江藤拓総合農林政策調査会長、金子原二郎農相、金子恭之総務相らが激励した。 【2022年5月13日付日本農業新聞掲載】
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2022.04.29持続可能な農業へ議員と意見交換/岐阜・JAひだと青年部(日本農業新聞)藤木、金子両議員と意見交換する青年部員ら 【岐阜・飛騨】JAひだとJAひだ青年部は4月中旬、岐阜県高山市の飛騨地域農業管理センターで、藤木眞也参院議員と金子俊平衆院議員を招き、農政学習会を開いた。同JA青年部員や同JA役職員ら約110人が出席。将来にわたり持続可能な飛騨の農業を目指すため、両議員に飛騨地域の農業の現状を伝えた。 国政報告で金子議員は「飛騨の農業の現状を国に届けるとともに、飛騨を全国にPRしていく」、藤木議員は「ただ一人の専業農家出身の国会議員として、皆さんの声を届けていきたい」とそれぞれ意気込みを語った。 意見交換会では、両議員と青年部員が農業経営の課題と対策や農地維持対策など、これからの飛騨地域の農業について意見を交わした。 同JA青年部の南祐太朗委員長が「自らの経営や地域農業など、今までの経験を両議員と共有し、この地域の未来の農業について考えていく機会になればと思う」と期待を込めた。 【2022年4月29日付日本農業新聞掲載】
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2022.04.23あつまれ協同の力/6次化商品で活性化/JAなめがたしおさい(日本農業新聞)ユーチューブで6次化をPRする会田次長(右から2人目) JAなめがたしおさいは、干し芋、冷凍焼き芋をはじめとしたサツマイモや、県オリジナル品種のイチゴ「いばらキッス」を使ったグミなど、JA産の農産物を活用した加工・販売に力を入れている。 サツマイモは同JAで2番目の規模を持つ基幹作物。行方台地と呼ばれる起伏に富んだ傾斜地で、水はけの良さと栽培に適した土壌から品質の良いサツマイモを生産する産地だ。2017年、JA甘藷(かんしょ)部会連絡会が農業分野で最高の栄誉の天皇杯を受賞。JAでは365日おいしい芋の出荷体制を整え、焼き芋の店頭販売で消費、需要を伸ばした。冷食需要の伸びを見越してJA産の冷凍焼き芋の販売にも取り組む。 キュアリングという、長期保存可能な環境を整えることで、熟成し、焼き芋に最大に適した時を見計らい加工し冷凍、全国へ流通している。また、JAで商品開発した「いばらキッスのいちごグミ」も好評のため、JA全農が手がけるニッポンエールブランドへと派生し、北関東のコンビニエンスストアなどで販売している。 JA営農経済部営農企画課で、6次産業化を進める会田春美次長は、「付加価値をつけることでさらなるブランド力アップを図り、生産者の所得向上と、産地やJAの認知度向上、地域活性化へとつなげたい」と話す。 JAでは、公式ホームページオンラインストアの他、JAタウン、茨城県のお取り寄せサイト「いばらきメイド」、行方市と連携した「なめがたさんちの特選マルシェ」など多くの販売チャンネルを持ち、JA産の魅力を発信している。会田次長はJAグループ茨城のユーチューブチャンネルに出演し、カカオ加工に取り組む水戸農業高校生、藤木眞也参院議員と6次産業にまつわる対談を行った。動画は近日公開の予定だ。 (なめがたしおさい) 【2022年4月23日付日本農業新聞掲載】
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2022.04.14食料安保など課題対応聞く/県農政協議会が国会議員と懇話会(日本農業新聞)食料安全保障の重要性を訴える藤木参議院議員 佐賀県農政協議会は11日、佐賀市内で農政懇話会を開催した。組合員代表者やJAグループ役職員380人が参加し、藤木眞也参議院議員、福岡資麿参議院議員による国政報告を基に、農政課題について理解を深めた。 藤木議員は「燃油や資材、飼料の価格高騰が農業経営を圧迫しており、このままでは後継者は育っていかない。食料安全保障を確立するため後継者が根付く環境をつくりたい」と強調。福岡議員も「昨今のコスト増で農業経営に苦しむ農家の声を国政の場に届け支援を引き出したい」と思いを述べた。 組合員代表者らは、食料安全保障の実現に向けた対策や、担い手育成方策、農村の高齢者福祉事業の充実について質問。両議員は検討状況やそれぞれの見解を回答した。 県農政協議会の金原壽秀会長は「コロナ禍や国際情勢の混乱など、さまざまな重要課題に直面している。対応するためには地域農業に理解ある代表者が必要」と農政運動の強化を呼びかけた。 【2022年4月14日付日本農業新聞掲載】
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2022.04.13みどり戦略新法案で農水省/エコファーマー支援/参院農水委(日本農業新聞)参院農林水産委員会は12日、農業の環境負荷低減を目指す「みどりの食料システム戦略」新法案を審議した。化学農薬・肥料の低減などに取り組む「エコファーマー」について、農水省は新法案に基づく支援の枠組みに「円滑に移行できるようフォローしていく」との考えを示した。自民党の藤木眞也氏への答弁。 エコファーマー制度は、農家が化学農薬・肥料の削減などの計画を作り、県の認定を受けると無利子資金を受けられる。同制度の根拠となる持続農業法について同省は、新法の制定に合わせて廃止する方針。 新法案では同制度と同様に、県の認定を受けると税制などで支援措置を受けられる。同省は、現在認定を受けているエコファーマーについて、新法施行後、一定の経過期間を設けつつ、新法による支援を受けられるよう対応を進めるとした。 2021年度補正予算と22年度予算で措置した同戦略推進交付金について同省は、有機農産物の生産・販売の体制構築を支援する事業に約50件、減農薬・肥料などの取り組みを支援する事業に約170件の応募があったことも明らかにした。同氏への答弁。 【2022年4月13日付日本農業新聞掲載】
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2022.04.10参院選に向け激励 藤木眞也議員石川県後援会(日本農業新聞)「頑張ろう」を三唱する藤木氏と出席者(9日、金沢市で) 【いしかわ】藤木眞也参院議員(比例代表、自民1期)の石川県後援会は9日、金沢市内のホテルで「励ます会」を開き、農業関係者ら約170人が農業の職域から活躍する同氏に対し、支援の拡大を申し合わせた。 藤木氏は熊本県出身の55歳。家業は畜産と水稲農家。JA全青協会長、JA組合長などを歴任した。 今夏の参院選へ西沢耕一県後援会長(JA県中央会長)や来賓から激励を受けた後、藤木氏は「農家の中枢は家族経営という信念で活動している」とあいさつした。食料の安定供給と持続可能な農業の実現へ意欲を語った。 参院石川選挙区の補欠選挙に出馬している前参院議員・宮本周司候補(自民)の真未夫人が支援を求めた。自民党県連会長の岡田直樹参院議員と、西田昭二、小森拓郎両衆院議員があいさつ。全員で「頑張ろう」を三唱した。 【2022年4月10日付日本農業新聞掲載】
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2022.04.06秋肥確保へ対策検討/中村副大臣、参院農水委で(日本農業新聞)参院農林水産委員会は5日、生産資材を含む物価高を踏まえて政府がまとめる緊急経済対策で議論した。肥料を巡り中村裕之農水副大臣は、JA全農を含む主要な輸入業者が原料の調達先国を多様化するなど「秋肥の例年並みの供給量確保に向けた取り組みを進めている」と説明。こうした取り組みに対して「どのような対策が必要か検討を進めている」と述べた。自民党の藤木眞也氏への答弁。 藤木氏は肥料高騰について「生産現場の取り組みだけでは限界がある」と強調。全農による肥料原料の輸入先国の多様化に伴う輸送コストなど経費の増加を課題に挙げた。 米の転作助成の柱となる水田活用の直接支払交付金の見直しも議論した。金子原二郎農相は、播種(はしゅ)だけ行う場合は助成額を減らすとした牧草について、「産地交付金の中でどういったことができるか考えていきたい」と述べた。地域で使途を決める産地交付金で、影響緩和を図ることが基本との考えを改めて示した格好。立憲民主党の田名部匡代氏への答弁。 【2022年4月6日付日本農業新聞掲載】
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2022.03.23地域医療継続へ支援を/全厚連 自民議連に要望書(日本農業新聞)自民党の議員連盟「農民の健康を創る会」(森山裕会長)は22日、東京・永田町で幹事会を開き、農山村地域の医療継続に向けて、JA全厚連が要望書を提出した。看護師らの処遇改善や医師の偏在是正などの対策を求めた。出席した議員からは、地方での医師確保や、看護師らの賃上げに向けた財源確保の仕組みづくりなどを求める声が上がった。 JA全厚連とJA全中の役員らが出席。要望書では、地域医療を継続していくための課題に、新型コロナウイルス禍や救急医療に対応する看護師らの賃上げ、医師の偏在是正や医師の働き方改革を挙げた。新型コロナの新たな変異株の脅威を踏まえ、関連補助事業の継続も求めた。 森山会長は「医師偏在は長年の課題。なんとしても解決していかないといけない」と強調した。 藤木眞也氏は、看護師らの処遇改善のための国の補助事業に触れ、「岸田政権の(政策の)本丸でもある賃金上昇につなげてほしい」と述べた。 国光あやの氏は、大都市圏に開業医が集中している現状を挙げ「医師の偏在是正対策に、国が効力を発揮する仕組みづくりを進めるべきだ」と踏み込んだ対策を求めた。 全厚連は経営状況も報告した。2021年度の当期損益の見込みが新型コロナ関連の補助金で前年以上の黒字になる見通しだとした。一方で、患者数は感染拡大前に比べて減少しており、経常損益は赤字となっている。 【2022年3月23日付日本農業新聞掲載】
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2022.03.22藤木氏に推薦証/県農政連(日本農業新聞)藤木氏(左)に推薦証を手渡す八尋委員長 福岡県農政連の八尋義文委員長は18日、参院議員会館で、第26回参議院議員通常選挙に全国比例区で出馬する現職の藤木眞也氏(55)に推薦証を手渡した。 前日に福岡市内で開いた第5回常任委員・支部長合同会議では、藤木氏を組織の総力を挙げて支援していくことを確認した。 八尋委員長は「われわれ農家の代表者で一番信頼できる。今後も農政連一丸となり全力で支援していく」と話した。 推薦証を受けた藤木氏は「1期目6年間でやり残したことや結果につながる仕事をして、期待に応えていけるよう頑張りたい」と、決意を述べた。 【2022年3月22日付日本農業新聞掲載】
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2022.03.12資材高騰で対策要請/JAグループ滋賀県農政連盟 藤木議員に懸念伝達(日本農業新聞)藤木参院議員(中央左)に要請した竹村会長(同右)、佐野宗二中央会副会長(右)、野田会長(11日、大津市で) 【しが】JAグループ滋賀と滋賀県農政連盟は11日、大津市のJAビル滋賀で当面の農政課題について、藤木眞也参院議員に要請活動を行った。生産資材の価格高騰対策などを求めた。 要請項目は①生産資材の価格高騰と安定供給対策②食料安全保障を実現するための政策の着実な実践③「みどりの食料システム戦略」の実現に向けた現実的な対応④「水田活用の直接支払交付金」の交付対象水田の判定にかかる納得性の高い制度設計と運用⑤「産地交付金の飼料用米複数年契約加算」の継続⑥人・農地プラン(地域計画)の法定化に伴う行政支援の充実──の6項目。 JA滋賀中央会の竹村敬三会長は、新型コロナの影響が長期化する中、ロシアによるウクライナ侵攻が農業経営に一層の影響を及ぼす懸念があると指摘。「今後も状況の変化に応じた万全な対策が講じられるよう、政府に働き掛けていただきたい」と求めた。同連盟の野田藤雄会長らと共に要請した。 藤木氏は「いずれも重要な要請内容であり、政府に対してしっかりと働き掛ける」と回答した。 【2022年3月12日付日本農業新聞掲載】
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2022.03.11「資材の安定供給必要」/首相、ウクライナ情勢巡り/参院予算委(日本農業新聞)岸田文雄首相は10日の参院予算委員会で、ウクライナ情勢を受けた穀物や肥料原料の価格高騰を巡り、「わが国の食料供給へのさまざまな影響が想定される」との認識を示した。「肥料や種苗などの生産資材の安定供給にも取り組んでいかなければいけない」とも述べ、堆肥の活用など化学肥料の利用低減や、官民による種苗の開発・供給体制の構築を課題に掲げた。立憲民主党の川田龍平氏への答弁。 首相は、食料の安定供給へ、主要穀物の輸入先国と継続的な対話や、化学肥料原料の代替国からの輸入推進も引き続き必要だと指摘。「基本的にはできる限り(食料を)国内で生産し、安定的に確保していく考え方が重要だ」とも述べた。 金子原二郎農相は、食料安全保障確立に向け「中小・家族経営など多様な経営体」が「重要な役割を果たしている」と述べた。自民党の藤木眞也氏への答弁。藤木氏は「大規模農家だけでは農地がフル活用できない」とし、中小・家族経営や半農半Xなど多様な担い手で農地を維持し、食料安保を確立する必要があると訴えた。 金子農相は、農業の持続的な発展には「効率的かつ安定的な農業経営を育成することが重要だ」とした。中小・家族経営などは地域社会の維持にも重要とし「営農継続が図られる必要がある」と述べた。 【2022年3月11日付日本農業新聞掲載】
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2022.03.09JA全中 「農政推進セミナー」/現場へ丁寧な説明を/みどり戦略巡り討議(日本農業新聞)討論する中家会長(左)と枝元事務次官(中)、藤木氏(8日、東京・大手町で) JA全中が8日に開いた「JAグループ・農政推進セミナー」で、国の「みどりの食料システム戦略」の実践を巡り、中家徹会長らが意見を交わした。生産現場への丁寧な説明や意見交換の必要性を確認。食料の安定供給や持続可能な農業に向け、技術導入への支援なども重要だとする声が上がった。 自民党の藤木眞也参院議員は、生産現場で同戦略の野心的な目標に不安の声があると指摘。「取り組みに対する理解促進を進めていくことが大事だ」と訴えた。スマート農業など技術開発の促進や、導入の低コスト化への支援の必要性も強調した。 中家会長も、同戦略は「現場との乖離(かいり)が大きい」とし、意見交換や丁寧な説明を要望した。「戦略の実践が農業者の安定的な経営、持続可能な農業につながることが大前提」とし、産地のさまざまな工夫を横展開したい考えを示した。 農水省の枝元真徹事務次官は「今後の農政課題について」と題して講演した。食料安全保障の柱の一つである国内農業生産の増大が気候変動などの課題に直面していると説明。同戦略はこうした課題に対応するものだとした。 枝元次官は、同戦略では技術革新に加え、可変施肥などの既存技術も環境負荷の軽減に役立つことを強調。「環境負荷の観点で自身の営農活動を見直してみることが大事だ」と述べ、既存技術を集めたカタログなどを紹介した。 【2022年3月9日付日本農業新聞掲載】
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2022.02.25藤木議員講師に農政問題研修会/JAグループ栃木(日本農業新聞)報告を行う藤木参院議員(宇都宮市で) 【栃木】JAグループ栃木農政対策本部は22日、宇都宮市の県JAビルで農政問題研修会を開いた。藤木眞也参院議員を講師に、農業情勢や農政課題について報告を受けた。 コロナ禍や生産資材高騰などの課題に対し藤木議員は「現場の声を聴き、生産者が求める対策を考えていく」と述べた。 また水田活用の直接支払交付金の交付対象水田についても「農家が納得できるような仕組みを考えていかなくてはならない」と、今後の検討方向を報告した。 JA栃木中央会の菊地秀俊会長は「藤木議員は生産現場をよく理解している。農家・JAグループの意見を国政に届けてもらうためこれまで以上に支援したい」と述べた。 【2022年2月25日付日本農業新聞掲載】
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2022.02.18生産者の声を国政に/JA豊橋部会代表 国会議員と意見交換(日本農業新聞)トマト選果場で説明を聞く(右から)藤木議員、根本議員 【豊橋】JA豊橋は2月上旬、本店で「部会代表と国会議員との意見交換会」を開いた。根本幸典衆院議員、藤木眞也参院議員、地元県会議員らに意見や要望を訴えた。 JAからはキャベツ、肉牛、デルフィニウムなどの主要農畜産物の生産部会の代表者と青年部会役員18人と役職員が参加。東三河農林水産事務所、豊橋市役所、JA愛知中央会、JAあいち経済連の担当者が同席した。 各生産部会からは「農業者に対する免税軽油適用拡大」「農薬使用基準の見直し」「新型コロナ感染による出荷停止時の売り上げの保障・支援」「登録品種の保護」「出荷運賃負担についての見直し」を要望した。 また豊橋農協受託協議会は、米価格保証や資材値上がりに伴う助成補助について「国産米の価格下落に伴う要望書」を提出した。JA豊橋の伊藤友之組合長は「生産者の意見を国政に届けていただきたい」と述べた。 意見交換会に先立ち、根本議員と藤木議員はミニトマト部会の水野智之部会長の栽培施設を訪れ、コロナ禍での経営状況やミニトマトの栽培状況などを聞いた。両議員は予冷センターやトマト選果場も訪れ、農産物の集荷や選果の様子を視察した。 【2022年2月18日付日本農業新聞掲載】
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2022.02.11農家の苦境を農政へ/JA愛知みなみ 国会議員らと意見交換(日本農業新聞)議員らと意見交換する常勤役員ら 【愛知みなみ】JA愛知みなみは1月下旬、農家の苦境を農政へ届けるため、田原支店で国会議員、県会議員と意見交換会を開いた。 出席者は根本幸典衆院議員、藤木眞也参院議員夫妻、山本浩史県会議員。JAから常勤役員5人と田原市役所、JA愛知中央会の職員が出席した。 各生産部会代表者は事前のアンケートに基づき、「重油高騰対策」「需給バランスを考慮した補助金の検討」「牧草不足の現状」について要望した。JAと県農業共済組合は野菜価格安定制度と収入保険を恒常的に同時加入できるよう強く要望した。 これに対して議員らは、農家の思いを真摯(しんし)に受け止め、農政を取り巻く情勢などを交えながら回答した。 JAの鈴木照彦組合長は「コロナの影響が収まらない中、さらなる追い打ちとなる生産資材の高騰が続き農家は悲鳴を上げている。この現状を打破するため議員に力添えをお願いしたい」と述べた。 【2022年2月11日付日本農業新聞掲載】
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2022.01.12藤木参院議員と活発に意見交換/愛知県農協青年組織協議会(日本農業新聞)意見交換会の後も交流する藤木議員(左)ら 【愛知】県農協青年組織協議会は7日、名古屋市のJAあいちビルで、農政学習会を開いた。国の農業政策などについて理解することが目的で、17組織の代表者ら46人が参加した。 同協議会では本年度、農政活動と食農教育を2本の柱に活動を実施してきた。今回の学習会では、国の補助事業などの学習の他、同協議会の国会議員への要請対応について報告し、若手農業者が農政運動に積極的に参画することの必要性などについて学んだ。 同日、藤木眞也参院議員との意見交換会も実施。青年農業者から出た、資材費などの高騰を農産物の販売価格に転嫁できないなどの意見に対し、藤木議員は「農産物価格は大手量販店が決めている実態の中、JAグループが価格をリードできる仕組みが必要ではないか」などと話した。 同協議会の伊藤芳樹委員長は「国の動きを理解することや、自分たちが抱えている課題などを素直に意見することがとても大事なことだと感じた」と話した。
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2022.01.12藤木参院議員と意見を交換/JA福岡県青協(日本農業新聞)藤木参院議員(右)に推薦状を手渡す木原教茂県青協委員長(11日、福岡市で) 【福岡】福岡県農協青年部協議会(JA福岡県青協)は11日、福岡市内で、藤木眞也参院議員との意見交換会を開き、県内の青年部長ら約90人が参加した。夏の参院選比例代表候補として藤木氏に推薦状を渡した。 意見交換では、5年連続で大雨被害を受けた地域に対する対策や、資材価格の高騰、米価下落などについて質問が挙がった。 これに対し、藤木氏は、自民党での検討状況を踏まえ「現場の声を受け止め、誠意をもって対応したい」などと応えた。
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2022.01.06飼料生産 基盤強化を 藤木眞也氏(参・比例・自民)(日本農業新聞)穀物輸入を巡る急激な環境変化をしっかり受け止め、飼料作物の生産、支援の在り方の議論をさらに深めるべきだ」と訴える。主食用米からの転換を手厚く支援する「水田リノベーション事業」への子実用トウモロコシの追加を弾みに、2022年を国産飼料生産基盤の強化につなげる好機にすべきだと指摘。「水田だけではなく農地全体をフル活用し、飼料穀物生産にしっかり取り組める環境づくりを進める必要がある」と強調する。 日本農業新聞 3面企画[アンテナ]より
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2021.12.15生産者意欲 後押しを 22年度畜酪対策で自民議連(日本農業新聞)自民党畜産振興議員連盟(森山裕会長)は14日、国会内で総会を開き、2022年度畜産・酪農対策の決定に向けて議論した。出席議員からは、新型コロナウイルス禍で積み上がった脱脂粉乳など乳製品の在庫対策を求める声が相次いだ。自給飼料への支援充実なども含め、担い手の意欲を後押しする対策を訴える声も上がった。 森山会長は、生乳の需給緩和と配合飼料価格への対応が大きな焦点だとし、「生産者が意欲を持って再生産するため、(対策を)どう決定するかが最大の課題」と強調した。 伊東良孝畜産酪農対策委員長は、生産者が拠出金を出して乳製品の在庫解消対策を行っていることを挙げ、「国も応分の後押しをしてほしいとの声がある」と強調。在庫対策の具体化へ、消費拡大などの取り組みも含め「幅広い目で方策を考えるべきだ」と述べた。 藤木眞也氏も在庫処理対策を求めた他、自給飼料の生産基盤の強化が重要だとし、同省に対して「飼料生産の助成体系を確立してほしい」と求めた。 政府が温室効果ガス削減を推進する中で、ガスの排出源として畜産・酪農に風当たりが強まることを懸念する意見もあった。赤澤亮正氏はガス削減へ同省が掲げた「みどりの食料システム戦略」を巡り、「丁寧に説明しなければ生産現場が動揺する」と訴えた。 総会には、JA全中など生産者団体も出席し、在庫対策や所得確保に向けた予算確保を要請した。
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2021.11.18現場実態に配慮を 全中、産地交付金巡り要請/自民・基本政策委(日本農業新聞 )自民党は17日、農業基本政策検討委員会(小野寺五典委員長)を開き、米の需給安定に向けた予算確保に向けて議論した。JA全中は、農水省が飼料用米を巡り検討する産地交付金の見直しについて、現場実態に十分配慮して進めるよう要請。議員からは飼料用米は依然拡大が必要な局面にあるなどとして、見直しは「時期尚早」との声が上がった。 同省は会合で、2022年産の産地交付金について、前年より転作を拡大した分や、飼料用米などの複数年契約への加算措置を見直す方針を示した。 全中は金原壽秀副会長、伊藤孝邦水田農業対策委員長らが出席し要請した。産地交付金を巡っては、伊藤委員長は「複数年契約に取り組んできた産地の取り組みなどに十分配慮してほしい」と求めた。 議員からは、産地交付金の転作拡大分への加算見直しを巡り、「飼料用米は定着どころか、拡大しなければならない。現場に違ったメッセージが伝わってしまう」(藤木眞也氏)などと慎重な検討を求める声が上がった。佐賀県選出の議員からは、21年産の産地交付金で当初想定していた額より配分が減ったとして、対応を訴える声が相次いだ。 全中は22年産米の作付け転換の推進へ、水田活用の直接支払交付金の十分な確保や、飼料用米などの戦略作物助成の単価維持も要請。水田リノベーション事業では、飼料用トウモロコシなど国産需要や労働生産性の高い作物の増産を支援することや、米穀周年供給・需要拡大支援事業で21年産米への支援拡充なども求めた。
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2021.11.16幹部が農政課題で研修 農業情勢巡り講演/福井県農政連 前農相野上氏(日本農業新聞 )【ふくい】福井県農政連は15日、幹部研修会を福井市のJA福井県福井基幹支店で開き、新型コロナウイルス禍による農産物の価格低迷や貿易の自由化による影響など農政課題について研修した。 農政連の分会長やJA役職員、県選出の国会議員、県会議員ら約270人が参加。冒頭で北島友嗣会長は衆院選で推薦した候補の当選と自民党の勝利に触れ、協力に感謝。「米価下落によって農家の生産意欲が減退し、耕作放棄地が増えることが懸念される。余剰米の市場隔離を求めたい」とあいさつした。 前農相の野上浩太郎参院議員が「日本の農業を巡る情勢について」と題し講演。野上議員は「コロナ禍で一部の高級食材は依然として在庫が滞留し、自然災害による農業被害も多かった」と危惧した。国内の市場規模が縮小する可能性がある中「大震災10年を節目に米国が輸出規制を撤廃し、EU(欧州連合)は大幅に緩和した。この流れを捉えて農産物輸出拡大の推進力としたい」と述べ、競争力のある強い農業の構築が急務とした。スマート農業を推進するため、コスト低減に向けた対策の重要性も示唆した。 続いて、藤木眞也参院議員が、直近の農政について報告した。米価下落を受け、国が特別枠で昨年産米15万トンを長期保管することについて「実質的な市場隔離で、3年以上保管するため市場に出ることは考えにくい」と述べた。また、脱炭素社会に向け農業用ハウスの暖房をヒートポンプに変えるなど、燃油高騰対策と合わせた支援を検討していきたいとした。 北島会長は来夏の参院選福井選挙区に出馬を表明している現職の山崎正昭氏に推薦証を手渡した。
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2021.10.23国交政務官らと農政懇談会/山形・JA庄内みどり農対推進協(日本農業新聞)【山形・庄内みどり】JA庄内みどり農政対策推進協議会は15日、酒田市の本所で国土交通大臣政務官の加藤鮎子氏と藤木眞也参院議員を招いて農政懇談会を開いた。 協議会と生産者組織の役員、JA役職員ら約70人が出席した。 JAの菅原寛志専務が「コロナ禍による米の需給緩和は稲作を根幹とする農家組合員やJAの経営に甚大な影響を及ぼす。持続可能な水田農業の維持・発展に向け、市場隔離や政府備蓄米の運用、全ての生産者への支援など、あらゆる政策を講じてほしい」と要望した。 加藤政務官は、雪害や霜害などの自然災害に対する再生産支援の他、米の需給対策では長期販売に伴う経費支援を特別枠として15万トン追加することなどを話した。 藤木議員は、自然災害への対応や米政策の経過と今後の展望などについて報告した。 参加者からは「食料は国の根幹。米の需給対策は生産調整から出口対策まで国の責任で行ってほしい」「コロナ対策として示された高収益作物次期作支援は申請後の要件変更に戸惑った」などの意見が出た。 【2021年10月23日付日本農業新聞掲載】
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2021.10.15畜産経営安定へ 対策拡充を要請/群馬県JA畜産連絡協が上京(日本農業新聞)群馬県内のJA組合長らで組織する県JA畜産連絡協議会は14日、東京・霞が関の農水省を訪れ、畜産の経営安定対策の拡充を要請した。新型コロナウイルス禍での農畜産物の需要回復・拡大への対策や、酪農生産者のヘルパー要員確保対策、豚熱や鳥インフルエンザウイルス対策などを求めた。 要請にはJA群馬中央会の唐澤透会長と、同協議会会長でJA前橋市の大塚隆夫組合長、JA全農ぐんまの伊藤雅美県本部長など約10人が出席した。 一行は要請に先立ち、永田町の参議院議員会館で情勢報告会に出席。藤木眞也参院議員は、輸入飼料価格の高騰対策などを説明した他、鳥獣害対策に農家やJAに協力を求める提案を行った。山田俊男参院議員は、地域になくてはならない農業協同組合を支える政策を作ることなどを説明した。 【2021年10月15日付日本農業新聞掲載】
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2021.10.12次期衆院選における自民党の重点政策が決定しました令和3年政策パンフレット 令和3年政策BANK
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2021.09.16米政策で与野党 選挙見据え活発化(日本農業新聞)米政策を巡り、自民党総裁選やその後の衆院選を見据えた与野党の動きが活発化している。自民党の岸田文雄前政調会長は、これまでの政権が慎重姿勢を貫いてきた米の「市場隔離」に言及。一方で野党も衆院選での農村票獲得へ、政府備蓄米への買い入れや、生産調整への国の関与強化などの訴えを強めている。 ・市場隔離提起 “地方軸”強調 岸田氏JAと意見交換 自民党の岸田氏は15日、党総裁選(17日告示、29日投開票)に向け、宮城県JAいしのまきと意見交換した。米政策について岸田氏は「抜本的な在庫対策を実施していきたい」と述べ、政府備蓄米などの市場隔離対策を提起。柱に掲げる「新自由主義からの転換」を強調し、「地方や農業を守ることにしっかり軸足を置いた政策を進めていきたい」と述べた。 JAの松川孝行組合長らとオンラインで話し合った。JAは、過剰在庫対策として政府備蓄や海外援助米などによる市場隔離策を要望。岸田氏はこうした対策も選択肢とする意向を示した上で、「飼料価格の高騰に対応する方法もある。農業者、消費者の観点も踏まえながら、しっかりと判断していかなければいけない」と述べた。 これとは別に、保管経費などを助成する米穀周年供給・需要拡大支援事業や、販売促進対策にも触れ、「経済対策の中で追加できるようにしていきたい」と述べた。 岸田氏はまた、「JAグループに対し、守り過ぎだとか、改革が必要などと批判している新自由主義的な発想で政策を訴える人もいる」と指摘。「構造改革、規制改革だけでは幸せにならない」と述べた。 ・緊急的対応で備蓄枠拡大を 立憲民主党政府へ要望 立憲民主党は15日、農林水産部会(田名部匡代部会長)を開き、米政策を巡る政府への緊急要望をまとめた。2021年産の米価下落や、新型コロナウイルス禍による需要減退を懸念し、「緊急かつ限定的な対応」として、政府備蓄米の枠を広げて20年産の過剰在庫を受け入れるよう提起。農業者戸別所得補償制度の復活も求めた。 枝野幸男代表も出席し、「米農家だけの問題ではなく、国民の主食や食料安全保障、環境の問題だ。党を挙げてこの問題に対応したい」と述べた。 緊急要望は同日、農水省に提出。作付け転換など現状の国の需給対策では「十分な改善に至っていない」とし、20年産米過剰在庫の市場隔離を求めた。受け入れた備蓄米は子ども食堂や生活困窮者への支援などに充てるよう提案した。 国による生産数量目標の配分を廃止した18年産以降の生産調整を巡っては、民主党政権が導入した戸別所得補償を復活させ、政府主導に戻すよう求めた。水田活用の直接支払交付金などの予算確保も念押しした。 一方、農水省は、需要に応じた生産を妨げるなどとして、過剰米の買い入れや政府主導の生産調整に否定的な考えを示した。 【2021年9月16日付日本農業新聞掲載】 岸田文雄候補の総裁選政策集 岸田文雄候補の農業政策
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2021.09.04国会議員と意見交わす/JA愛知西(日本農業新聞)質問に答える藤木議員(中) 【愛知西】JA愛知西は8月下旬、同JA本店で「農政課題・施策要望等にかかる国会議員との意見交換会」を開き、藤木眞也参議院議員と意見を交わした。愛知西農協営農部会の熊沢宣明部会長や同JA役職員ら49人が出席した。 熊沢部会長は「農業者が減少している中、新規就農者への助成が少ないのではないか」「自然災害による影響に対し、補償を拡充してほしい」などの意見や要望を伝えた。 藤木議員は「新規就農時には、必要となる資金を無利子で融資する青年等就農資金を活用してほしい」「自然災害については、農業共済や収入保険などのセーフティーネットを充実させていく」などと述べた。 同JAは、園芸施設の環境制御を行う新技術機器の導入にかかる補助事業など、25項目を事前に質問。藤木議員から回答を得た。 【2021年9月4日付日本農業新聞掲載】
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2021.09.04米需給 具体策求める/自民議連緊急決議 産地の努力に応えて(日本農業新聞)自民党の水田農業振興議員連盟(小野寺五典会長)は3日、米の需給や価格の安定に関する緊急決議を採択した。2021年産米の需給や価格を踏まえ、米穀周年供給・需要拡大支援事業を含む「柔軟かつ的確な対策」について具体的に検討するよう政府に求めた。出席議員は、21年産の厳しい販売環境への対応を議論した。 決議では、22年産に向け「販売環境を変え、作付け転換に取り組んできた産地の努力に報いることが必要だ」と強調。21年産の作付け転換に対しては、産地交付金を含む水田活用の直接支払交付金の十分な財源確保が必要だとした。 議連に出席したJA全農の高尾雅之常務は、11月以降の20年産の持ち越し在庫が42万~45万トンとなる可能性があり、その場合は前年の約2倍に上ることを報告。21年産の持ち越し在庫は産地・銘柄によって異なり業務用を中心に多いとした。 JA全中の馬場利彦専務は、持ち越し在庫が多い産地ほど概算金の下げ幅が大きい傾向だと説明。米穀周年供給・需要拡大支援事業の拡充など「柔軟かつ的確な対策の実現に尽力をお願いする」と述べた。 議員からは21年産の厳しい販売環境への懸念が相次いだ。藤木眞也氏は概算金が低水準だった地域について「中食、外食に利用される産地だと推察する」とし「需要減はコロナの影響。(在庫は)一定の処理をしないと、販売環境の改善につながりにくい」と述べた。 野村哲郎氏も「問題は在庫だ」とし、20年産の在庫の多さが21年産の価格に影響していると指摘。コロナ禍の影響に対する緊急対策を求めた。 舞立昇治氏は、米価下落を緩和しなければ産地の営農意欲が減退するとし「経済対策の中で、もう一段の米への追加措置が必要だ」と述べた。 【2021年9月4日付日本農業新聞掲載】
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2021.09.03藤木参院議員が豪雨被災地視察/福岡・3JA(日本農業新聞)視察する藤木参院議員(右) 被害状況を確認する藤木参院議員(右から2人目) 【福岡・柳川】藤木眞也参院議員が8月29日、8月の集中豪雨の影響で甚大な被害を受けた筑後南部の3JA(ふくおか八女、みなみ筑後、柳川)を視察した。 被災地には、福岡県農政連関係者も同行し、JA担当者が、大豆全体が水中に水没した圃場(ほじょう)の枯死や基幹防除ができなかった水稲の出穂期など被害状況を報告した。 藤木議員へ要請書を出し、(1)被災農家が早期に農業経営を再開できるように農業共済金の早期支払い(2)近年の災害分が反映される農業共済金の算定方法の見直し(3)経営所得安定対策の弾力的運用(4)地域の排水機能強化──など4項目を求めた。 ・セルリーハウス大豆圃場を視察/福岡・JAみなみ筑後 【福岡・みなみ筑後】JAみなみ筑後では8月29日、藤木眞也参院議員が8月11日からの集中豪雨の影響で甚大な被害を受けたみやま市瀬高町のセルリー育苗ハウスと大豆圃場(ほじょう)を視察した。 被災地には、塚本真大南筑後農政連瀬高支部長、吉田昭JA組合長、只隈正隆営農経済担当常務らが同行し、JA担当者が、大豆全体が冠水し枯死した大豆の被害状況などを報告した。 管内の水田やハウスは多数冠水し、中山間地でも大きな被害が発生。水田は管内ほぼ全域の500ヘクタールが部分冠水した。 大豆は播種(はしゅ)から1カ月経過し、多くの地域で約1日から2日間冠水し、長時間水没した状態が続いたことで枯死している水田もあった。 セルリーもハウス内浸水被害が多く見受けられ、今後の定植作業に大幅な遅れが発生し、定植予定苗の処分が行われる可能性が高い。 【2021年9月3日付日本農業新聞掲載】
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2021.08.28藤木議員と意見交換会/JA愛知北(日本農業新聞)農家代表からの質問に答える藤木議員(左) 【愛知北】JA愛知北は8月中旬、本店で藤木眞也参院議員と農政課題・政策要望などに係る意見交換会を開いた。同JA管内各市町農家代表5人、同JA常勤役員4人、JA愛知中央会、JAあいち経済連らが出席した。 農家代表らからは「高齢化が進み、農業の継続が難しい。安心して新規就農できる環境を整えてほしい」「耕作放棄畑解消のための国からの補助や良い方法はないのか」といった要望や質問があり、同JAからは補助金の採択要件の緩和について要望した。 同JAの大藪泉組合長は「農業者が安心して営農できる政策基盤を強化していくために、現場の声を藤木議員を通して国政に届けていきたい」と語り、今後も生産現場の実情から農業課題を認識し、政策要望を伝え続ける姿勢だ。 【2021年8月28日付日本農業新聞掲載】
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2021.08.12東京都内で事務所開き/藤木氏後援会(日本農業新聞)来夏の参院選に全国比例区で立候補を予定する自民党の藤木眞也氏(54)の後援会事務所開きが11日、東京都千代田区の新事務所で行われた。藤木氏は「専業農家出身の国会議員として、JAグループ組織代表として恥ずかしくない活動を、この事務所を基軸に頑張りたい」と述べた。 藤木氏は2016年の参院選で初当選した。来夏の参院選で2期目に挑む。全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)が推薦する。 事務所開きには、JA全中の中家徹会長らJAグループ関係者約30人が出席。野村哲郎、山田俊男両参院議員も駆け付け、藤木氏を激励した。 後援会長を務める全国農政連の山野徹会長は、「全国の農家やJAを訪問しながらの現場目線での発言、取り組みには評価の声を多く聞いている」と強調。「熱い支援の輪を広げてもらいたい」と述べた。 【2021年8月12日付日本農業新聞掲載】
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2021.08.10次期参院比例藤木氏を推薦/熊本県青協(日本農業新聞)推薦状を受け取る藤木参議院議員(右)と、石本委員長 【熊本】熊本県農協青壮年部協議会は、2022年夏に予定される第26回参議院議員通常選挙の比例代表候補者として、元同協議会委員長、元全青協会長で現職の藤木眞也氏(54)の推薦を決めた。これを受け、石本勝也委員長は2日、同議員熊本事務所で推薦状を手渡した。 石本委員長は、「県青協OBである藤木氏は、本県青壮年部盟友にとって仲間でもあり頼りになる存在だ。今後も、県青協一丸となり全力で支援していく」と話した。 推薦状を受けた藤木氏は、現状の農政の問題点を指摘し「青壮年部盟友の信頼と期待に応えていけるよう頑張りたい」と、決意を述べた。 【2021年8月10日付日本農業新聞掲載】
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2021.07.27国会議員と意見交わす/JAあいち中央(日本農業新聞)【あいち中央】JAあいち中央は7月上旬、安城市赤松町のJA安城中支店で「農政課題・政策要望等に係る国会議員との意見交換会」を開き、藤木眞也参院議員と意見を交わした。同JAからは常勤役員6人と生産部会代表、担当職員が出席した他、JA全中、JA愛知中央会の役職員も出席した。 生産部会の代表者からは「集落ぐるみで用排水路の維持管理を行っているが、設置から長い年月が過ぎ、老朽化が深刻となっている」「鳥害に苦慮している。市に駆除をお願いしているが追い付かない」「米や野菜などでは保護政策があるが、切り花に関してはない。国産花き産地の維持・発展のためにも切り花に特化した手厚い支援をお願いしたい」といった意見や要望があった。JAから、環境と調和した工業化への取り組みに対することや米の需給調整に対することなど4項目について要望した。 【2021年7月27日付日本農業新聞掲載】
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2021.07.22リーダー養成研修ウェブ会議で200人/九州沖縄地区農青協(日本農業新聞)【長崎】九州沖縄地区農協青年組織協議会は20日、長崎市でJA九青協リーダー養成研修会を開き、青年部活動の在り方などを討議した。コロナ禍を踏まえて参加者を制限。各県の代表約20人が出席した。各県からは約200人がウェブ会議で参加した。 協議会の木原教茂委員長は「研修会は(JA青年組織の)綱領を実質化していくのが目的。新たな形の研修となったがウェブを活用し『九州は一つ』の気持ちで活動を広げたい」と決意を述べた。 JA長崎県中央会の辻田勇次会長は「農業生産の拡大や地域の活性化のため、青年部が頑張っている姿を地域に発信し、農業の振興に力を貸してほしい」と参加者を激励した。 参加者は、コロナ禍の全青協活動などをテーマに、時代に合わせた青年部活動の方向性や在り方を模索。参院議員の藤木眞也氏が「コロナ禍における青年部活動と今後の国政、農政の動き」と題して講演をした。 【2021年7月22日付日本農業新聞掲載】
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2021.07.15凍霜害対策「前向きに」/宮城・JAみやぎ仙南 藤木議員が園地視察(日本農業新聞)【みやぎ仙南】自民党農林水産災害対策委員会事務局長の藤木眞也参議院議員が14日、4月に凍霜害を受けた、JAみやぎ仙南管内の蔵王町の圃場(ほじょう)を視察した。 JA梨生産部会の代表者と役職員ら約10人が、被害状況などを説明。次期作に向けた圃場管理や、気象災害を克服する取り組みへの支援などを求める要請書を手渡した。 管内の被害は、梨などの果樹を中心に約4億円に上る。JAの担当者は、圃場の被害状況や原因となった気候、気温の温度差などを説明。蔵王梨部会の齋藤秀俊部会長は「次期作に向けて経済的・技術的の両面での支援を期待する」と話した。 藤木議員は「話に聞いていた以上に厳しい状況だと分かった。来年に向けて、国として何ができるか前向きに検討する」と話した。 【2021年7月15日付日本農業新聞掲載】
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2021.07.15自民/参院選公認候補を決定/藤木氏、野村氏ら(日本農業新聞)自民党は14日、来夏の参院選の1次公認候補を決定した。比例代表では、全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)が推薦する現職の藤木眞也氏(54)ら17人を公認、1人を公認内定とした。 藤木氏は、全国農協青年組織協議会(JA全青協)会長、熊本県JAかみましき組合長などを経て、2016年の参院選で初当選。日本農業新聞の取材に「準備が整った。2期目に向けてしっかり頑張りたい」と話した。 同党は選挙区では、27選挙区で29人を公認した。農林関係では、富山選挙区で現職の野上浩太郎農相(54)、鹿児島選挙区で現職の野村哲郎前農林部会長(77)を公認した。ともに4期目を目指す。 比例代表では現職の進藤金日子農林部会長代理(58)も公認した。 【2021年7月15日付日本農業新聞掲載】
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2021.07.01都市農業振興へ総合的な支援を/JA東京中央会会長藤木議員と意見交換(日本農業新聞)【東京】JA東京中央会の城田恒良会長と藤木しんや参議院議員は6月29日、立川市のJA東京第1ビルで意見交換会を開いた。 城田会長は「農業者が長期の営農ビジョンを描けるよう、都市農業振興のための総合的な支援をお願いしたい」と要望。藤木議員は「これからは都市部における農業の役割発揮がますます重要になる。農業現場を知る国会議員として、農家の声を国政の場に届ける」と意欲を示した。 藤木議員は熊本県のJAかみましき元組合長で、全国農協青年組織協議会(JA全青協)会長を務めた経験を持つ。 【2021年7月1日付日本農業新聞掲載】
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2021.06.30需給対策訴え相次ぐ/自民検討委(日本農業新聞)29日の自民党農業基本政策検討委員会では、今秋に最大50万トンの2020年産米の持ち越し在庫が発生しかねないとのJA全農の見通しを受け、需給緩和を避けるための対応策を求める声が相次いだ。だが農水省は、買い入れなどによる対策に改めて否定的な見解を示した。 伊藤信太郎氏は「できれば50万トン、政府備蓄米で市場隔離する必要がある」と述べ、買い入れた米は子ども食堂への支援などに活用するよう求めた。進藤金日子氏は7月上旬以降、JAの概算金の決定が進むことから「短期間でメッセージを発しないと混乱する」として、早急に対策を示すよう訴えた。 藤木眞也氏は、20年産在庫について「新型コロナウイルス(による需要減)対策として処理してほしい」と求めた。津島淳氏も米の需要減にはコロナ禍が響いているとし、「緊急対応として思い切ったことをやるのが、平時の農政への信頼を維持する」と指摘した。 しかし、同省は「(買い入れなどによる)需給操作はしないと総理も大臣も国会で答弁している」と強調。小野寺委員長は、営農計画書の提出期限である6月末時点の作付け動向を把握した上で、7月以降に対応策を改めて議論する考えを示した。 【2021年6月30日付日本農業新聞掲載】
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2021.06.19参院選に藤木氏推薦/宮崎県農民連盟/衆院は現職3氏(日本農業新聞)【宮崎】宮崎県農民連盟は18日、第95回代議員会を各支部とオンラインでつなぎ、開いた。今秋に見込まれる第49回衆院選の候補者に、いずれも現職・自民党の3人の推薦を決めた。1区は武井俊輔氏(46)、2区は江藤拓氏(60)、3区は古川禎久氏(55)。 2022年の第26回参院選の比例代表候補者には、全国農業者農政運動組織連盟が既に推薦を決めている、藤木眞也氏(自民、54)の推薦を決めた。 会議には代議員約100人が出席した。推薦した各候補者の政治活動の支援に組織を挙げ取り組むと確認。「基本農政の確立運動の強化に関する特別決議(案)」も承認した。現場の声を農政に反映し推薦候補者の当選を目指すため、組織一丸で支援していくと決議した。連盟の福良公一委員長(JA宮崎中央会会長)は「推薦候補者の圧倒的な得票に向け、農政運動を展開する」と訴えた。今回、連盟が藤木氏推薦を決めたことで全都道府県での推薦が決まった。 藤木氏は「専業農家出身の唯一の国会議員として地域農業の振興に向け、総合的な政策を構築したい」と決意を述べた 【2021年6月19日付日本農業新聞掲載】
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2021.06.17コロナ下消費変化茶需要拡大契機に/自民議連(日本農業新聞)自民党の茶業振興議員連盟(会長=森山裕国対委員長)は16日、会合を開き、茶の需要拡大について議論した。議員からは新型コロナウイルス禍による消費動向の変化を契機と捉え、需要拡大につなげていくべきだといった意見が出た。 会合では、農水省の担当者がコロナ禍の巣ごもり需要や健康志向を背景に、リーフ茶を飲む若者が増えたと報告した。藤木眞也氏は「コロナ下で得られた良い話だ」として、分析を強化して国内消費を伸ばしていくよう要請。議員からは、京都府での凍霜害への支援を求める声もあった。 中国で京都府の「宇治茶」の商標権侵害やコピー商品が流通している問題を巡っては、同議連の知的財産保護に向けた作業部会が状況を報告。京都府茶協同組合が2019年に中国政府の商標局に要求した無効の申し立てが今年1月に認められたことを受け、引き続き問題解決のため尽力していくことを確認した。 【2021年6月17日付日本農業新聞掲載】
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2021.06.10米政策巡り意見交換/全中会長と自民・岸田氏ら自民党の岸田文雄前政調会長や小野寺五典基本政策検討委員長らは9日、東京・大手町のJAビルを訪れ、米政策を巡りJA全中の中家徹会長と意見交換した。新型コロナウイルス禍の需給への影響などの情勢を共有。全中は、保管場所が課題となっている2020年産米の緊急対策などが必要だとした。 同党からは根本匠氏と古賀篤氏、藤木眞也氏も出席した。 全中は今後の需給見通しや、新型コロナウイルス禍で米の販売が進まないことによる各関係者への影響を説明。20年産在庫の緊急対策や、21年産の深掘り推進への支援を要望した。 岸田氏は「地方から心配の声をよく聞く。(産地の意見の)重みを受け止めたい」とした。 【2021年6月10日付日本農業新聞掲載】
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2021.06.08国会議員らに窮状訴え/JA愛知みなみ 意見交換会【愛知みなみ】5月下旬、JA愛知みなみは田原支店で根本幸典衆院議員、藤木眞也参院議員、山本浩史愛知県議会議員と緊急の意見交換会を開いた。同JAからは常勤役員4人と各生産部会代表、担当職員、田原市役所職員、JA愛知中央会の職員も出席した。新型コロナ禍の窮状を訴えた。 各部会代表者からは「厳しい状況の中、今年も始まり部会の中では不安の声が広がっている。昨年度同等の支援を今年もお願いしたい」とコロナウイルスの収束の見通しが立たない状況で今後の支援を求める声や「支援金については不公平のないように」といった意見が聞かれた。 根本議員は「厳しい状況だと感じている。今回皆さんの要望を聞き、次世代につなげるためにも全力で対応していきたい」と語った。藤木議員は「経営継続補助金はもう一度やっていただきたいという多くの要望が届いている。真剣に農水省と相談を行っている最中。農林部会を挙げて取り組んでいるのでしばらくお待ちいただきたい」と述べた。 同JAの鈴木照彦組合長は「高収益次期作支援交付金第4次公募について具体的な対応の取りまとめを行っている中で、この会は絶好のタイミング。意見を伝え続けることが大切」と今後も現場の声を伝え続けていく姿勢を見せた。 【2021年6月8日付日本農業新聞掲載】
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2021.05.13現場求める規制改革を/藤木眞也氏(参・比例・自民)(日本農業新聞)政府の規制改革推進会議に「現場から出た意見を基軸に議論するのは大いに結構。現場の実態を幅広く踏まえてほしい」と求める。 畜舎建設の低コスト化に向けた特例法の発端は同会議だが、生乳流通改革を巡る「いいとこ取り」の容認や指定団体の分割論など「理解に苦しむ発言もある」と指摘。事務局の内閣府にも「行き過ぎた意見が出ないよう、適切な会議運営をすべきだ」と求める。 【2021年5月13日付日本農業新聞掲載】
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2021.05.12畜舎特例法案成立へ/参院委で可決 建設コストを削減(日本農業新聞)参院農林水産委員会は11日、畜舎建設の低コスト化に向けた「畜舎建築特例法案」を、共産党を除く各党の賛成多数で可決した。12日の参院本会議で可決、成立する見通し。委員会審議で農水省は、法案に基づいて建築基準を緩和する畜舎の安全性について、震度5強程度の地震でも問題が生じない強度にするとの方針を説明した。 法案は、建築基準法より緩い基準で畜舎やたい肥舎を建築・利用できる特例を設ける。建築資材を減らせるため、同省は、工事全体の費用を木造畜舎で4~9%、鉄骨畜舎で2~5%削減できると見込む。建物の構造などの技術基準を緩和した畜舎は、畜舎への滞在時間や人数を制限し、安全性を担保する方針。制限の内容は今後、省令で具体化する。 法案に基づき、技術基準を緩和した畜舎の安全性について、同省は「震度5強程度でひびが入るなどの損傷はしても、畜舎としての利用には問題が生じない強度とする。震度6強から7の地震にもぎりぎりの強度を有する」とした。自民党の藤木眞也氏への答弁。 地震などによって基準を緩和した畜舎で従業員に人的被害が出た場合の補償責任について、野上浩太郎農相は、労働基準法に基づいて雇用者が負うと説明した。共産党の紙智子氏への答弁。 基準を緩和した畜舎の保険加入について、同省は「何らかの形で対象になる」との考えを示した。「新制度の畜舎でも通常の地震には十分耐えうる」と保険会社に説明するとした。立憲民主党の石垣のりこ氏への答弁。 法案採決に伴い、付帯決議も共産党を除く各党の賛成多数で採択。畜舎への滞在時間などの制限は、農家らの意見を十分踏まえて具体化することや、新基準で畜舎の建築費が低減された場合でも、各種の支援を削減しないことなどを求めた。 【2021年5月12日付日本農業新聞掲載】
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2021.04.28人口減少下の農地政策/「プラン」 法制化を/自民検討委 5月決定へ議論開始(日本農業新聞)自民党は27日、農地政策検討委員会(林芳正委員長)を開き、人口減少が進む中での農地政策の在り方について議論を始めた。農地集約や新規就農の促進に向け、地域の農地利用の将来像を描く「人・農地プラン」の在り方や、集落営農、兼業農家など多様な担い手をどう位置付けるかが焦点。会合では、同プランの法制化を求める意見が出た。5月中にも党方針をまとめる。 政府は昨年12月、農林水産業・地域の活力創造プランを改定。人口減や新型コロナウイルス禍を踏まえ、(1)各地域での担い手確保と農地の適切な利用の促進(2)農山漁村での所得と雇用機会の確保、多様な農地利用──に向けた施策を今年6月までにまとめるとした。林委員長は「5年、10年先をどうするかという議論。大きな方向性を出していかなければならない」と述べた。 会合で野村哲郎氏は、各地の人・農地プランについて「いい取り組みもあるが、机上(論)にとどまるところもある。魂を入れるべきだ」と述べ、法制化が必要だと強調した。 藤木眞也氏は、プランの「実質化」を目指した農地中間管理事業法の改正後も「プランはほとんど変わっていない」と指摘。担い手確保に向け、中心経営体だけでなく、兼業農家ら多様な担い手を位置付けるべきだとした。 一方、農地政策を巡っては、政府の規制改革推進会議が、農地所有適格法人の議決権要件緩和に関心を示している。 宮腰光寛氏は農水省が示した68法人の回答に基づく議決権要件の調査結果について「これくらいの調査で農地の大本の議論はしてはいけない。誘導するようなことなら間違いを起こす」と警鐘を鳴らした。 【2021年4月28日付日本農業新聞掲載】
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2021.04.11参院比例に藤木氏推薦/鹿児島県農政連(日本農業新聞)山野会長(右)から推薦状を受け取った藤木氏 鹿児島県農民政治連盟は9日、鹿児島市のJA鹿児島県会館で第44回県農政連通常総会を開いた。2022年の第26回参院選の比例代表候補者として、元全青協会長で現職の藤木眞也氏(54)を推薦することを決めた。 JA鹿児島県中央会の山野徹会長は「農家目線で、現場の声を国政に届けてほしい」と藤木氏に推薦状を手渡した。 藤木氏は「関係機関と一致団結して、農家の声に応えられるよう頑張っていきたい」と、2期目当選への決意を述べた。また、藤木氏は「今後の農政の展望について」と題して講演も行った。 【2021年4月11日付日本農業新聞掲載】
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2021.03.26JA愛知みなみの女性役員と常勤役員/農家経営支援の補助制度/集中的に意見交換(日本農業新聞)来組した藤木陽子さん(中央左)とJA女性役員 JA愛知みなみは3月中旬、女性役員と常勤役員との第2回意見交換会を行った。 今回は、新型コロナウイルスの影響拡大に伴い、逼迫(ひっぱく)する農家経営を支援する目的の各種補助制度について集中的に意見を交わした。「書類作成のために日常の仕事に影響が出る」「栽培品目によって支援内容が違う」など申請書類整備の煩雑さや、支援制度の平等性を求める声が上がった。 他にも産直施設の充実のため、インターネットやインターネット交流サイト(SNS)の有効活用の提案などがあった。 会議終了後、参議院議員の藤木眞也さんの妻である陽子さんが来組し、女性役員・常勤役員と懇談した。陽子さんは「国会議員の妻ではありますが、普段は軽トラで昼食を買いに行ったり、JAへ行ったり。皆さんと変わらない日常を送っています」とあいさつ。 懇談会は議題などを設けず、畜産業の理事と牛の話題で盛り上がるなど、終始和やかなムードで親交を深めた。熊本地震の体験談では、大規模地震が想定される管内としては人ごとではなく、参加者全員が熱心に聞き入っていた。 【2021年3月26日付日本農業新聞掲載】
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2021.03.20藤木氏 予算委デビュー/厚生連病院支援、農村高齢化…/初質問 首相と議論(日本農業新聞)自民党の藤木眞也氏が19日、国会審議の花形・参院予算委員会で自身初の質問に臨んだ。新型コロナウイルス禍の中でのJA厚生連病院など医療提供体制の維持や観光業界の支援、農業予算の拡充を強調。昨年の自民党総裁選から「農家の長男」をアピールしてきた菅義偉首相とも、農村の支援の在り方や多様な担い手の重要性を巡り、議論を交わした。 藤木氏は全国農協青年組織協議会(JA全青協)会長、熊本県JAかみましき組合長を経て、JAグループの組織内候補として2016年の参院選で初当選。この日の予算委はテレビ中継もあり、各党の論客がそろう中で質問に立った。 藤木氏は、コロナの感染拡大初期から厚生連病院が積極的に新規感染者を受け入れてきたことを説明。政府のコロナ対策で、経営悪化に歯止めをかけたと評価した一方、財源などに「改善すべき課題も残っている」と強調。旅行業界の経営悪化についても指摘した。 首相に対しては「人口減少や高齢化は農業・農村でより深刻化している。多様な農家に持続的に農業を続けてもらうことが必要」と提起。「総理は農家の出身でこうした実情もよくご存じだと思う」と水を向けた。 首相は「(自身に)いまだに農業の血が脈々と流れている」と答弁。コロナ禍で地方への移住が増えていることを指摘した一方で、「農業で一定の所得を得られる環境をつくっていかなければならない。私もしっかり応援したい」と応じた。 【2021年3月20日付日本農業新聞掲載】
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2021.03.13次期参院選で藤木氏を推薦/全青協(日本農業新聞)田中会長(左)から推薦状を受け取る藤木氏(12日、東京・大手町で) 全国農協青年組織協議会(JA全青協)は、2022年の第26回参院選の比例代表候補者として、元全青協会長で現職の藤木眞也氏(54)を推薦することを決めた。田中圭介会長が12日、東京・大手町のJAビルで藤木氏に推薦状を手渡した 推薦状を受けた藤木氏は、新しい食料・農業・農村基本計画で、家族経営や中山間地農業の重要性が強調されていることを踏まえ、対応した政策を具体化する上で「これからの農業を引っ張る全青協の意見をしっかり反映できるよう」取り組む考えを示した。「実りの多い政策づくりができるよう、2期目当選に向けて頑張りたい」と決意表明した。 【2021年3月13日付日本農業新聞掲載】
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2021.03.05農政の重要課題共有 JA全中と全国農政連(日本農業新聞)JA全中と全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)は4日、「JAグループ・農政推進セミナー」をオンラインで開いた。今年は新型コロナウイルス対策や農協改革などの重要な農政課題があることから、情勢を共有する狙い。自民党の国会議員を招き、JAグループや農政運動組織の4000人超が参加した。 JA全中の中家徹会長は、今後の農政でコロナ禍の教訓を生かした政策などがポイントになると指摘。農協改革については、農協法改正5年などの節目を過ぎても「自己改革に終わりはない」と強調した。 同党の森山裕国対委員長と、農林部会副部会長の藤木眞也参院議員が講演。山田俊男参院議員も出席した。 全中によると森山氏は「今後の政治動向について」と題して話し、コロナで影響を受けた農家らへの支援策を引き続き講じる考えを示した。 農協改革については、経済事業の収益力向上などによるJA経営の持続性の確保が課題だと指摘。「引き続き農業者や地域農業を支える組織として十分に機能発揮できるよう取り組んでほしい」などと述べた。准組合員の事業利用規制の在り方は、組合員の判断や意向に基づくとした19年参院選の公約などは「しっかりと守らせていただきたい」とした。 藤木氏は農水政務官として災害対策などに尽力した経験を語った。中山間地域や家族農業を重視する考えを示し、食料・農業・農村基本計画に沿った農業の実現に意欲を示した。 【2021年3月5日付日本農業新聞掲載】
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2021.02.11大雪被害/国の支援対策説明/JA新潟みらい管内自民・藤木議員視察 農家訪ね励ます(日本農業新聞)被災した農家に支援内容を説明する藤木議員(左) 【新潟みらい】自民党農林水産災害対策委員会の事務局長を務める藤木眞也参院議員は5日、昨年12月末から続いた大雪の被害状況を確認するため、JA新潟みらい管内の新潟市南区(白根地区)を視察した。農水省が打ち出した支援対策について説明し、被害農家を励ました。 藤木議員は、同地区のキノコ農家と桃農家を訪れ被害状況を確認した。キノコ農家は、雪の重みでパイプハウス15棟のうち10棟が倒壊する被害に遭った。ビニールが破れたハウスもあり、営農の再開が難しいことを伝えた。桃農家は、支柱で支えるなどの対策をしていたにもかかわらず、園地の約3割に倒木や枝折れの被害があったことを伝えた。 被害を確認した藤木議員は、農水省が発表した「令和2年から3年までの冬季の大雪に係る支援対策のポイント」を基に説明した。農業用ハウスの再建・修繕などは、園芸施設共済の共済金の国費分と合わせて2分の1を上限に国から補助を受けられ、県や市町村からの上乗せ補助があれば農家の負担がさらに軽減できる。 説明を聞いたキノコ農家は「支援対策の内容について、詳しい人から直接聞けたので助かる」と話した。 藤木議員は「災害対策の内容をとにかく早く伝えて農家に安心してもらおうと訪問した。支援対策は新潟の要望を基に作成したので、農家の皆さんのお役に立てるのではないか」と期待を込めた。 【2021年2月11日付日本農業新聞掲載】
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2020.12.10JA静岡女性組織協議会/藤木議員と意見交換(日本農業新聞)JA静岡女性組織協議会役員に現場目線の政策を訴える藤木議員(9日、静岡市駿河区で) 【静岡】JA静岡女性組織協議会は9日、静岡市駿河区の県農業会館で、2022年の次期参院選に出馬表明している、藤木眞也参院議員と意見交換会を開いた。ウェブ参加も含め、14人の同協議会役員が参加した。 同議員は16年の当選以来、農家所得確保の政策を実現するため取り組んだ活動を説明。参加者は「現場の声を国政に届けてほしい」と訴えた。 藤木議員は、農業後継者が農業で生計を立てていけること、市街化区域や中山間地などの条件不利地域の農業継続に力を入れてきたとし「災害やコロナなどによる収支悪化に対応できるセーフティーネットなど、政策が十分でない」と指摘した。 自身が畜産と水稲の農家である立場から「現場感のある政策を作っていきたい」「農家の使い勝手が良い政策を心掛けたい」とした。 意見交換では、参加者からコロナ禍での農業経営者に対する政策を求める意見や、女性部活動にアドバイスを求める質問などが出た。藤木議員は「輸出も含め、再生産可能な価格を維持するための対策を講じていく」「マスクと手の消毒を徹底して活動してほしい」などと話した。 【2020年12月10日付日本農業新聞掲載】
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2020.10.03厚生連病院へ 万全な支援を/藤木議員にJA神奈川県中央会などが要請(日本農業新聞)藤木議員(左から4人目)に要請する大川会長(右から4人目)ら(神奈川県相模原市で) 【神奈川】JA神奈川県中央会とJA神奈川県厚生連は1日、相模原協同病院で藤木眞也参議院議員に対して、新型コロナウイルス感染症対応にかかる県厚生連病院(相模原協同病院・伊勢原協同病院)の現状を伝え、同病院が国策としてコロナ感染症患者を当初から受け入れたことを適正に評価し、万全な支援をしてほしいと訴えた。 中央会の大川良一会長と平本光男副会長、高野靖悟県厚生連理事長、同病院近隣のJA組合長らが出席した。 県厚生連病院は、地域医療崩壊を防ぐため、地域中核病院として尽力する中、同ウイルス感染への不安などから患者数が激減し収入も大幅に減少。要請を受けた藤木議員は、「自民党農林部会や議員連盟を通じ、厚生連病院に対する支援のあり方を検討し、実現に向け取り組みたい」と述べた。 同議員は、9月下旬から10月中旬にかけて県内全JAを訪問し、組合長をはじめ常勤役員らと意見を交わしている。 【2020年10月3日付日本農業新聞掲載】
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2020.07.14藤木政務官ら視察災害対策緊急要請/福岡・JA筑前あさくら(日本農業新聞)草場委員長は「関係各機関と連携し、早期の復旧、復興に尽力したい」と話した。/藤木農水政務官(右)に要請書を手渡す草場委員長(中) 筑前あさくら農政連とJA筑前あさくらは9日、九州地方を6、7日に襲った豪雨で被害があった農産物の次期作支援や、総合的な災害対策の強化に対する緊急要請を行った。同農政連の草場重正委員長、JAの深町琴一組合長らが藤木眞也農水政務官と、「博多万能ねぎ」の被災ハウスなどを視察。「近年の豪雨被害に関する緊急要請」の文書を手渡した。 2017年の九州北部豪雨以来、JA管内は3年連続で農地、農業用地が被災している。今年は筑後川流域を中心に広範囲で被害を受けた。 要請では、早急な次期作支援や、これまで崩壊した農地・農道、用水路などの早期復旧を訴えた。近年の異常気象を踏まえ、同じ場所で起きる災害に対する総合的な対策強化も要請した。 【2020年7月11日付日本農業新聞掲載】
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2020.07.14全青協が支援要請(日本農業新聞)藤木政務官(左)と豪雨の被害について話し合う田中会長(東京・永田町で) 全国農協青年組織協議会(JA全青協)の田中圭介会長は10日夜、東京都内で、藤木眞也農水政務官に7月の豪雨による農業被害に対する支援を要請した。農業施設や農地の復旧、農家の資金調達などを求めた。 要請は①農業施設や農地、農機の復旧②無利子融資など農業者の資金調達③冠水による病害虫対策のための薬剤費の助成④共済金の早期支払い⑤治水対策の確立と災害に強い生産基盤の強化――の5項目。被災県の青年部員などの声を踏まえてまとめた。 田中会長自身、地元の福岡県久留米市の豪雨で農地に冠水被害を受けたことを説明。「ここ数年は豪雨被害が連続していて、農家の気力をなくさせないことが大切」と強調した。藤木政務官は、既に被災地に入って調査や農業関係者らと意見交換をしたことに触れ「(地元の熊本県は)洪水の常襲地帯だから、誰より実感を持って対応をしていきたい」と応じた。 【2020年7月12日付日本農業新聞掲載】
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2020.03.14女性協と全青協がタッグ/「農畜産物買おう」(日本農業新聞)JA全国女性組織協議会(全国女性協)と全国農協青年組織協議会(全青協)は連携して、新型コロナウイルスの影響で需要が減退している牛肉、牛乳、花きなどの消費を拡大する運動を始めた。賛同する全国の女性・青年部員が、多様な使い方で家庭消費を盛り上げる。仲間の生産者を消費で支える狙い。 山田参院議員(中央右)と藤木政務官(同左)に花束を贈呈した加藤会長(左)と今野会長(3月13日、東京・大手町で) 運動は「たべる!のむ!かざる!産地応援プロジェクト」。内容は①国産牛肉を卒業・入学祝いなどで活用②牛乳を家庭や乳和食などで使う③花を贈る・飾る、コサージュを着ける――が柱。全国の女性・青年組織に呼び掛けていく。 全国女性協の加藤和奈会長は「女性組織の肥育農家、酪農家、花き農家も危機的な状況で、支えていきたい」と説明。全青協の今野邦仁会長は「青年部と女性部で産地と日本の食を守るために一致団結していく」と意気込んだ。 この一環で13日、東京・大手町で両協議会の会長が、山田俊男参院議員と農水省の藤木眞也政務官に日頃の感謝を込め花束を贈った。山田氏は「激励を頂き、いい機会を頂いた」、藤木氏は「消費拡大を大事に思い、頑張っていきたい」と応じた。 【2020年3月14日付日本農業新聞掲載】
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2020.03.05茶輸出、需要増を/基本方針巡り自民(日本農業新聞)自民党茶業振興議員連盟(森山裕会長)は4日、農水省が示した茶業・お茶文化振興基本方針の見直し骨子案を巡って議論した。需要の停滞で茶価の低迷が続く中、輸出拡大に加えて国内の新需要創出に重点を置くよう求める声が相次いだ。 牧野京夫氏は「現代人の好みを調べ、好みに合わせた生産をすべきだ」、大塚拓氏は「輸入茶の用途を分析し、国産に置き換えることも重要だ」と指摘。古川康氏は、茶畑での茶会イベントから興味を持って外国人旅行客が産地を訪れた「コト消費」を紹介した。「海外でも生産量が増えており、輸出拡大が可能か」(藤木眞也氏)と精査を求める声もあった。 森山会長は「農家の負担が少なく、海外で茶のセールスができる体制づくりを今やらないといけない」と述べ、輸出支援の予算獲得に意欲を示した。 【2020年3月5日付日本農業新聞掲載】